台風や大雨は、毎年大きな災害をもたらしますが、警報などの防災気象情報を利用して、被害を未然に防いだり、軽減することが可能です。テレビやラジオなどの気象情報などに十分注意してください。
台風や大雨の危険が近づいているとのニュースや情報を見聞きした場合は、今一度災害への備えを確認してみましょう。
【1】防災マップを確認!
苫前町では、災害が発生した際に被害を最小限に留めるべく、災害への事前対策や災害時に役立つ情報や災害発生時の被害想定区域を示した「ハザードマップ」を示した「防災マップ」を発行しています。
大雨による風水害への対策のほか、津波警報が発表された際の行動について掲載されています。
町内各地区の指定避難所や緊急避難場所、洪水浸水予想範囲に急傾斜地崩壊危険箇所など、地図で災害警戒区域を確認できます。
避難先や家族の連絡先などがメモできます。有事の際の動きについて一度家族と話し合ってみましょう。
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■防災について家族と話し合いましょう
・家族一人ひとりの役割分担を決めましょう
→非常時持ち出し品の管理者やドア開け係など
・最寄りの避難場所とルートの確認
・家族が一緒にいない時の連絡方法・連絡先
・家の中は安全か
→家具の転倒防止、ガラスの飛散防止など家具が倒れる際、寝ている人や出入口を塞ぐことのない向きか
・非常時持ち出し品の準備はできているか
■防災マップ 家で見つからなかった、持っていなかった場合
苫前町ホームページからでも確認できます。
※QRコードは、本紙P.4をご覧ください。
【2】非常持ち出し品をチェック!
■一次持ち出し品
避難する時に最初に持ち出すものです。
□貴重品(現金、印鑑、身分証明書、健康保険証、運転免許証等)
□携帯ラジオ(小型軽量のFMとAMの両方が聴けるもの。予備電池も多めに用意)
□懐中電灯(予備の電池と電球も用意)
□救急薬品(絆創膏、ガーゼ、包帯、消毒薬、風邪薬ほか各自必要とするもの)
□非常食料・水(乾パンや缶詰など火を通さないでも食べられるもの、水、缶切り等)
□その他(メガネ、衣類、タオル、ティッシュほか各自必要とするもの)
※乳幼児がいる場合…ミルク、ほ乳瓶、おむつ等
※要介護者がいる場合…着替え、おむつ、障がい者手帳、常備薬等
■二次持ち出し品
避難したのち、少し余裕が出てから安全を確認して自宅へ戻り、避難所へ持ち出したり、または自宅で避難生活を送る上で必要なものです。
□食料(缶詰やレトルト食品など、そのまま食べられるか、簡単な調理で食べられるもの)救援物資が届くまでの数日間(3日間程度の飲食料)
□燃料(固形燃料や予備のガスボンベ、カセットコンロ、携帯コンロ)
□その他(携帯トイレ、洗面具、歯ブラシ(人数分)生理用品、ビニール袋等)
※上記の物は、基本的なものであり一例です。
一人ひとり必要なものが異なります。各々にとって何が必要となるかなど、家族を話し合うなどして、日頃から万全を期した災害対策を心がけましょう。
【3】防災気象情報と警戒レベル
「自らの命は自らが守る」意識を持ち、自らの判断で避難行動をとるとの方針が「避難情報に関するガイドライン」に示されています。
自治体から警戒レベル3や4が発令された際には、避難行動をとりましょう。
避難指示等が発令されていなくてもキキクル(危険度分布)や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。
※詳細は、本紙P.4~5をご覧ください。
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