◆こころとからだの健康のために、睡眠と休息を十分にとりましょう!
日中に眠くなったり、よく眠れた感じがしないことはありませんか?これらを感じることがある方は睡眠が不足しているかもしれません。睡眠を十分にとることは、免疫力が高まり、体調を崩しにくい体を作ることにつながるとともに、日中の活動に集中しやすくなるなど良い影響があります。
〇睡眠の役割
心身の疲労回復(睡眠は、心身の健康や安全に欠かせません。)
睡眠不足や不眠は、肥満や高血圧、糖尿病、循環器疾患、メタボリックシンドロームの発症に関係することが明らかになっています。
〇睡眠の仕組み
体内時計に従って体温などの調節が起こり、朝に目覚め、夜に眠くなる。
・年齢による変化…年を重ねるとともに体内時計の働きが全体的に朝型になるため、睡眠時間が短くなり早起きになります。
・季節による変化…季節によっても体内時計の働きが変動するため、日の長い季節は睡眠時間が短くなり、日の短い季節は睡眠時間が長くなります。
〇成人の標準的な睡眠時間
6~8時間(人や年齢などにより最適な時間はそれぞれです。日中に眠くならない程度の時間が自分に合っている時間です)
〈質の良い睡眠のためのポイント〉
(1)規則正しい時間に起き、朝の光で体内時計をリセット
(2)朝食を食べて脳のエネルギー補給
(3)日中に活動し、昼夜のメリハリをつける(適度な疲労で眠りやすくなる。)
(4)日中、眠いときは午後3時より前に20~30分以内の昼寝が効果的
(5)ぬるめのお風呂でからだをあたためリラックス
(6)部屋の温度や湿度を調節し、眠りやすい環境を整える(室温:冬20~25℃、夏25~28℃、湿度:50~60%が目安)
(7)眠くなってから寝床につく(「眠らなければ」と考えるとプレッシャーになる)
(8)自分に合った睡眠時間を確保する
*睡眠不足や、眠りに関する悩みがあり、日常生活にも支障がでている場合は、精神科や心療内科の専門医に相談しましょう。専門医に相談するか迷うときや気が重いときは、まずはかかりつけ医に相談してみましょう。
睡眠が十分にとれていても、起きている間ずっと忙しく過ごしていては疲れてしまうので、休息をとることも大切です。好きなことをしたり、リラックスできる時間を作るとリフレッシュできます。落ち込んだり、イライラしたりすることが増えたら、休息が足りていないかもしれません。まずは深呼吸をして、休息をとったり、誰かに話を聞いてもらったり、自分なりのストレス発散もしてみましょう。
お問合せ:苫前町保健福祉課保健係
【電話】64-2215
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