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新規苫前漁港直轄特定漁港 漁場整備事業がスタート

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北海道苫前町

苫前町では、国直轄漁港である苫前漁港(第3種)の更なる流通体制の効率化及び漁港環境の改善を図るため、かねてより水産庁へ整備要望をしておりましたが、令和6年度政府予算が成立し、下記のとおり新たに苫前漁港直轄特定漁港漁場整備事業計画が事業化されることとなりました。

■新規整備計画の概要
1 整備計画年度:令和6年度~令和15年度
2 事業費:96.5億円(全額国費対応)

《主な整備内容》
◆流通体制の効率化に向けた漁港機能の再編(埠頭新設)
近年のホタテガイの出荷量増加・輸出拡大により、蓄養殖関連施設の排水や用地不足が課題となっているため、北護岸の沖側に埠頭を整備し、蓄養殖拠点としての機能向上を図ります。また、陸揚げから出荷まで一貫した衛生管理を可能とするため屋根付き岸壁を整備します。

◆漁業構造の変化に対応した漁港環境整備の推進(低天端岸壁の整備)
苫前地区では新規着業者による船外機船の利用が増加しており、低天端岸壁が不足しているため重労働かつ非効率な作業を強いられています。
このため、低天端岸壁の整備により、作業軽労化・安全性の向上を図ります。
また、天然資源減少への対策として、ウニやナマコなどの一時蓄養の取組に資する蓄養水面を整備します。
※低天端(ていてんば)岸壁とは:海水面からの高さを低くした岸壁を整備することで、水産物の荷揚げなど作業の省力化を図ります。

■新規整備計画にかかる苫前町の新たな取組
苫前町では国の新規漁港整備にあわせて、用地増設予定地における水産生物の生息調査を行い、工事着手前に移植放流するための事業について令和6年度より実施します。
(予算額:3,476千円)
また、第3港区において、ウニやナマコ、タコ等の蓄養事業による新たな生産活動の場としての利活用及び町の脱炭素に資する取組としてウニの餌料用コンブの養殖試験(ブルーカーボン)を留萌振興局、漁業関係者と連携して令和6年度より実施します。
(予算額:3,795千円)

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