■ペットの予期せぬ行動に注意を!
生活に癒やしを求め自宅内でペットを飼う人が増えており、ペットの思わぬ行動が原因と思われる火災が全国各地で発生しています。ペットに関係した火災事例を紹介します。
・電気コードをかじってショートし出火した。
・嘔吐物が電化製品の中に入り込み内部でショートし出火した。
・ペットの尿がテーブルタップ内に侵入し内部でショートし出火した。
・棚の上に置いてあった燃えやすい物をペットが蚊取り線香の上に落下させた。
・蚊取り線香をペットが移動させ布団と接触し出火した。
・仏壇のろうそくがペットの毛に着火、暴れ回り延焼した。
・ペットがガスコンロに寄りかかり前足で点火スイッチを押し、ガスコンロが点火して近くにあった布巾に着火した。
ペットが家の中で自由に動き回れるようにしていると、このようなリスクは避けられません。外出の際はガスの元栓を閉め、使わない電源ケーブルはコンセントプラグを抜き、ペットはケージに入れるなどの対策をしましょう。また、飼育ケース内に設置していた保温用のスポットライトが落下して飼育用シートに接触し出火した事例や、熱帯魚の水槽を掃除しようとして電源が入ったままのヒーターを取り出し燃えやすい物と接触させたことにより出火するなど、飼い主の不注意から発生している火災もあります。飼育器具の取扱には十分注意しましょう。
■スプレー缶、使い捨てライターの捨て方
使い捨てライターは愛煙家やご家庭で便利に使用する機会も多いと思います。また、卓上コンロのカセットボンベやヘアスプレーなどのスプレー缶も日常生活に溶け込んだ品物です。使い終わったライターやスプレー缶を誤った方法で捨ててしまうとゴミ収集車の火災につながります。ゴミ収集車は、ゴミを圧縮して運んでおり中身が残っていると圧縮した際に可燃性のガスが漏れ、金属同士の摩擦によって引火することがあります。
火災が発生した場合、近隣の住民や通行人、収集作業員の人命にかかわる重大な事故が発生する恐れがありますので、使い捨てライターやカセットボンベ、スプレー缶は必ず「使い切ってから」ゴミに出すように心がけて下さい。
▽カセットボンベ、スプレー缶の正しい捨て方
カセットガスボンベ・スプレー缶は中身を使い切り、穴をあけて「もやせないごみ」で処理して下さい。
▽使い捨てライターの正しい捨て方
使い捨てライターは中身を使い切り、「もやせないごみ」で処理して下さい。
※ガスのみを放出する場合は必ず風通しの良い屋外で行ってください。
・火事・救急・救助…局番なしの【電話】119番へ
・消防署蘭越支署【電話】57・5010
・災害情報ダイヤル【電話】0136・22・665
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