◆国の退職金制度です
中小企業退職金共済制度は、中小企業退職金共済法(昭和34年法律第160号)に基づく社外積み立て型の退職金制度です。中小企業の事業主の相互共済と国の援助によって退職金制度を設け、これにより中小企業の従業員の福祉の増進と雇用の安定を図るとともに、中小企業の振興に寄与することを目的としています。
中小企業退職金共済制度には、一般の中小企業退職金共済制度と特定業種退職金共済制度があります。
1.一般の中小企業退職金共済制度の仕組み
一定の要件を満たした全ての業種の中小企業に雇用される常用労働者〔中退共制度〕を対象とする
・制度の仕組み
事業主が中退共と退職金共済契約を結び、毎月の掛け金を金融機関に納付します。従業員が退職したときは、その従業員に中退共から退職金が直接支払われます
2.特定業種退職金共済制度の仕組み
建設業(建設業退職金共済制度〔建退共制度〕)・清酒製造業(清酒製造業退職金共済制度〔清退共制度〕)・林業に雇用される期間労働者(林業退職金共済制度〔林退共制度〕)を対象とする
・制度の仕組み
事業主が、雇用している従業者の共済手帳に働いた日数に応じて掛け金となる共済証紙を貼り、その従業者が業界で働くことをやめたときに各退共から退職金を支払うという「業界全体での退職金制度」です
被共済者が、ほかの退職金共済制度(中退共、建退共、清退共、林退共)の対象者になって移動したとき、掛け金を通算することができます
従業者の雇用事業者が変わっても、それぞれ期間すべてを通算して計算されます
問合せ:経済振興室振興係
【電話】33-5008(役場2階 窓口13番)
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