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自治体の皆さまへ

災害に備える 「防災を考える日」を開催

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北海道足寄町

9月8日、町は防災週間に関連した取り組みとして、町民の皆さんが地震の際に身の安全を確保しつつ避難できるように備えていただくことと、平時からの備えを学び、地域防災力を強化することを目的として「防災を考える日」を開催しました。
第1部では、午前9時30分に全町を対象に、巨大地震が発生したものとして防災行政無線と戸別受信機で緊急地震速報を放送し、指定緊急避難場所への避難訓練を行いました。なお訓練には、申し込みのあった37自治会、計275人が参加しました。また、役場庁舎に災害対策本部を設置し、初動訓練を実施しました。指定緊急避難場所(地震)の足寄小学校校庭には、6自治会、計45人が徒歩や自動車を使って10分ほどで避難しました。避難訓練の参加者は「これまで自分の避難場所がよく分かっていなかったが、訓練に参加して分かった」と話しました。また参加した人の中には、防災ガイドマップを手に災害別の指定緊急避難場所などについて担当者に質問や確認をしていました。
第2部では、午前11時から町民センターで陸上自衛隊足寄分屯地の染谷真次郎司令が「災害に備えるために」をテーマに防災講話を行い、約100人が参加しました。
開会に先立ち、渡辺俊一町長は「全国では、多くの災害が発生しています。町はこれからも皆さんが安心して生活できるように防災体制を強化していきますが、皆さん一人ひとりの災害に対する認識、備えが重要になってきます。『防災を考える日』が防災について改めて考える機会となってほしい」とあいさつしました。
講師の染谷司令は、災害に備えるためのポイントや足寄分屯地の災害に向けた取り組みなどを紹介しました。
防災講話の後には、関係機関(陸上自衛隊第5旅団第5特科隊、帯広開発建設部足寄道路事務所、北海道電力ネットワーク(株)足寄ネットワークセンター、足寄消防署、本別警察署)が参加して各機関が保有する災害対応装備品等の展示と陸上自衛隊第5旅団第5特科隊による炊き出し(カレーライス)が120人に振る舞われました。また、町が保有する避難所資材(段ボールベッドや間仕切りテントなど)の展示も行われ、多くの人が見学しました。
災害への備えを考えるとき、自ら守る「自助」、近隣で助け合う「共助」、公的機関による「公助」の三つに分けることができます。
「公助」だけでは、大災害が起きたときに救助・援助する人が足りません。それぞれの役割を考えて「自分たちの地域は自分たちで守る」という考えを持ち、日頃から災害に備えておくことが重要です。
町では防災組織結成に関する助言や防災講話等への講師派遣、研修会を行うなど、自主防災組織の活動を支援しています。自主防災組織の活動に関して要望等がありましたらご相談ください。

◆災害に備えて
・自分だったら何をすべきか考える
・防災ガイドマップで自分の住んでいるエリアを確認
・災害が起きる前から、気象庁などの情報を収集
・災害に対する訓練を、大小に限らず実施しておくことが重要

◆「防災を考える日」協力機関
・帯広開発建設部足寄道路事務所
・足寄消防署
・陸上自衛隊第5旅団第5特科隊
・北海道電力ネットワーク(株)足寄ネットワークセンター
・本別警察署

◆~命を守る初期行動~
◇自助
・自分自身の安全を守ること。家族も含まれます。

◇共助
・地域やコミュニティといった周囲の人たちが協力して助け合うこと。

◆~自主防災組織の重要性~
地震や水害などの大きな災害が発生したときに重要なのは、地域住民の安否確認です。
安否確認が早いほど助かる命も多くなります。地域において、住民の安否確認に重要な役割を担うのは、常日頃から住民と交流し、協力し合っている「自治会」です。

詳細:役場総務課企画調整担当
【電話】28-3851

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