町の面積は約14万ヘクタールあり、そのうちおよそ80%に当たる約12万ヘクタールが森林の面積です。
町内にある森林のうち、国が所有する森林は国有林といい、国有林以外の森林を民有林といいます。
民有林は、個人や法人などが所有する森林が一般的ですが、町が所有する町有林もこの中に含まれます。
森林はその所有者が育て、活用するものですが、水源のかん養、土砂災害の抑止、地球温暖化の防止など、森林が有する公益的機能はその所有者だけでなく全ての人々にその恵みをもたらすことから、本年4月から徴収が始まった森林環境税を活用し、町では主に民有林の整備とその促進に関する施策を行っています。
令和5年度における森林環境譲与税の主な使いみちは、次のとおりです。
※森林環境譲与税の使いみちについては、町ホームページでも掲載しています。
◆私有林整備
個人や法人が所有する私有林の苗植えや下草刈り、除間伐などの森林施業を行う場合、その費用に対して補助金を支出しています。
令和5年度実績 1,921万円
◆林道・林業専用道の整備など
森林の手入れや伐採などを目的として大型車両などが通行する林道や作業道の補修、維持管理を行っています。
令和5年度実績 1,680万円
◆専門員の雇用
林業行政体制強化のために、林業を専門として働く林業推進員を雇用しています。
令和5年度実績 431万円
◆民有林内作業道の新設・維持補修
森林へ続く作業道の中には、長年使われていなかったなどの理由により壊れて通行できない道路もあります。そんな作業道を整備する事業に対し補助金を支出しています。
令和5年度実績 724万円
◆人材育成・担い手の確保
林業従事者の労働安全衛生の確保、待遇改善のための事業を支援し、労働環境の改善につなげて新規就業者の確保を推進しています。
令和5年度実績 499万円
詳細:役場経済課林業振興担当
【電話】28-3862
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