◆断熱リフォームは二刀流!ヒートショック防止とCO2削減
長い冬が始まりました。冬に欠かせないのは部屋の空気を温めてくれる暖房器具です。温まった空気の熱を逃がさないようにすることも快適に過ごすためには欠かせないポイントです。
家の中に寒い空間があると、快適性が損なわれるだけでなく、健康にも悪い影響を与えます。リビングが暖かくても風呂場が寒い住宅では、移動したときの急激な寒暖差によって血圧が急上昇する“ヒートショック”が起こり、死に至ることが珍しくありません。特に冬季の入浴は注意が必要です。
このような事故を防ぐためにも、住宅の断熱は重要です。住宅の中で熱が逃げやすいのは出入り口や窓などの開口部で60~70%を占めていることがあります。特に年数のたった住宅は、内窓を設置したり複層ガラスに交換するなどして断熱性能を高めると、エネルギー消費を抑えることができ、CO2排出量の削減につながります。カーテンも床まで届くようにすると冷気が入りにくくなる効果が期待できます。天井部分を断熱すると、冬はもちろん、夏の暑さも和らげてくれます。
技術の進歩に伴い、新築住宅の省エネ基準は年々高くなっています。全国には約5千万戸の住宅がありますが、そのうち、最新の省エネ基準を満たす住宅はわずか10%程度ですので、多くの住宅は多少なりとも省エネの余地があることになります。
窓の断熱化には「先進的窓リノベ事業」などの補助金制度があり、本年度もまだ募集中です。
皆さんのお住まいも、熱が逃げやすい場所がないか、この機会に点検して、対策を考えてみませんか。
・エコ住宅・断熱リフォームガイドブック(環境省)
※QRコードは本紙P.21をご覧ください。
詳細:役場経済課商工観光・エネルギー担当
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