■フレイル予防と介護予防の自主グループ活動を紹介します
◆健康寿命を延ばし、いつまでも自立した生活を送りましょう
日本の平均寿命は、厚生労働省「令和4年簡易生命表」によると、男性81・05歳、女性87・09歳と、世界有数の長寿国となっています。いつまでも元気に自立した生活を送りたい、健康で長生きをしたいと願っている方は多いと思います。そのためには、平均寿命だけでなく健康寿命を延ばすことが大切になります。
健康寿命とは、日常生活に制限がなく、心身ともに自立し健康的に生活できる期間のことをいいます。平均寿命と健康寿命には、男性で約9年、女性で約12年の差があるといわれています。この期間が日常生活に制限があり、何らかの介護が必要な期間になります。自分自身のためにも、家族に負担をかけないためにも、健康寿命を延ばし介護が必要な期間を短くすることが大事になります。健康寿命を延ばすためには、フレイルの予防が効果的です。
◆フレイルとは?
誰しも年齢とともに体の力が弱くなり、外出する機会が減り、病気にならないまでも何らかの手助けや介護が必要になってきます。このように心と体の動きが弱ってきた状態を「フレイル」と呼びます。
フレイルは「健康な状態」と「介護が必要な状態」の中間の段階で、そのまま放っておくと介護が必要になる危険性があります。心や体のちょっとした衰えにいち早く気付き対処することで、健康な状態に戻ったり、フレイルの進行を遅らせることができます。
フレイルにつながる最初のサインは、社会とのつながりがなくなることといわれています。フレイル予防のために、文化活動やボランティア活動、老人クラブや地域にある自主グループへの参加等、社会とのつながりを持つことが理想的です。
◆フレイルチェックで体の状態を確認してみましょう
簡単にできる自己評価法で体の状態をチェックしてみましょう。
◇簡易フレイルインデックス
合計3点以上で「フレイル」、1~2点で「フレイル予備軍」となります。
◆地域にある自主グループに参加してみませんか?
「自主グループ」とは、地域の方が気軽に集まり、体操等を自主的に行っているグループのことをいいます。現在、町内には7地区に自主グループがあります。体操中心の活動ですが、参加者同士の交流が楽しみという方も多く参加しています。
現在は、DVDを見ながら重りを付けて行う「いきいき百歳体操」に取り組んでいる地区が2カ所、福祉課で開催した認知症予防教室後も継続して活動している地区が5カ所あります。
自主グループに参加してみたい方や、自分たちのお住まいの地区でも自主グループを立ち上げて活動をしたい等、ご興味のある方は気軽にご連絡ください。
◇いきいき百歳体操
◇認知症予防教室後の自主グループ
詳細:役場福祉課地域包括支援センター
【電話】25-9200
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