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自治体の皆さまへ

ミセス ユミ子の 消費生活QandA 第138回

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北海道足寄町

■「正しく理解して!健康食品」
~健康食品の巻~
髙安ユミ子
消費生活相談員

3月下旬から紅麹関連製品の健康被害が社会的大問題になり、報道などで大きく取り上げられ、皆さんも関心を持たれたことと思います。全国各地で紅麹関連製品の使用中止や自主回収の動きが広がり、北海道でも数社が対応しています。発端となった製薬会社の製品は「機能性表示食品」という分類の食品でした。
今回はいわゆる健康食品とはどのようなものか、知っておくべき健康食品の利用方法をお知らせします。

Q:機能性表示食品とはどういうものですか?
A:健康食品は大きく分類すると「特定の機能の表示ができるもの(保健機能食品)」と「そうでないもの」の二つに分けることができます。
さらに「保健機能食品」は「特定保健用食品(通称トクホ)」と「栄養機能食品」および「機能性表示食品」の3種類に分類されます。
・特定保健用食品(トクホ)
製品全体として有効性と安全性を国が客観的に審査したもので複数の原材料からできている製品全体の有効性や安全性を示しているもの(マークあり)
・機能性表示食品
主に一つの成分に関する有効性と安全性を事業者が文献等を参照し、事業者の責任で評価しているもの(マークなし)


消費者庁パンフレットより抜粋

◆相談員からのアドバイス
・たくさん摂取すれば、より多くの効果が期待できるというものではありません。
・過剰な摂取は、健康に害を及ぼす場合があります。
・食生活を振り返り、栄養バランスの取れた食事を心掛けましょう。

◇体調に異変を感じたときは
速やかに摂取を中止して医療機関を受診しましょう。また、商品に記載されている事業者の連絡先やお住まいの保健所へ健康被害が発生したことを連絡してください。

▽紅麹使用製品に関する問合せ
消費者庁窓口(コールセンター)
【電話】0120-388-687
受付時間:午前9時~午後9時(土日・祝日も実施)

■5月は消費者月間です
「デジタル時代に求められる消費者力とは」
近年、デジタル化やAI等の技術が急速に進展し、私たち消費者を取り巻く取引やサービス、コミュニケーションも急速に変化して利便性が増す一方、リスクも多様化しています。
私たちが安全・安心かつ豊かな消費生活を送るために、今求められる「消費者力」とはどのようなものでしょうか。消費者としてデジタル時代の消費生活を楽しむため、求められる「消費者力」とは何かを考え、デジタルサービスの仕組みやリスクへの理解、適切に情報を収集・発信する力のアップデートを続けていくとともに、「気付く・断る・相談する」という基礎的な力も高めていくことが求められています。

消費者庁が公開した体験型教材ウェブサイト「鍛えよう、消費者力(気づく・断る・相談する)」ではVR動画やセルフチェック診断などを体験することができます。ぜひ、楽しみながら消費者トラブルから自分の身を守る力を身に付けましょう。

詳細:
・消費生活相談所
【電話】28-0585
(南6-2 町社会福祉協議会内)
平日 午前10時〜午後3時30分
・役場住民課住民生活担当
【電話】28-3858

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