6月23日、足寄ふるさとラワンぶきまつり(実行委員会主催、山下昇会長)が道の駅あしょろ銀河ホール21前広場で開催されました。
当日は曇り空となりましたが、会場には観光客や家族連れなど町内外から約2000人が訪れるとともに、とかち青空レディの藤田真知さんやアユミちゃん、初代アユミちゃんも参加してイベントを盛り上げ、たくさんの笑顔があふれる一日となりました。
オープニングでは、雌阿寒太鼓保存会が登場し、勇壮な太鼓の演奏を披露。町民ステージには、足寄中学校吹奏楽部や足寄ジュニアブラスバンドが出演し観客を楽しませていました。会場では、足寄ロータリークラブによるラワンぶきチャリティー即売会が行われ、開始前からたくさんの人がラワンぶきを求めて並んでいました。また、町商工会青年部のアユミちゃんふわふわドーム、フキを使った輪投げのコーナーもあり、子どもたちが元気に遊んでいました。
飲食販売のコーナーでは、町商工会女性部が、ラワンぶきを使用した特別メニュー(フキ天丼、ラワンぶきを使ったすき焼き風丼、フキとチーズ入りチキンライス春巻きなど)を販売、町内飲食店もフキを使ったお好み焼きや雲海和牛を使ったカレーなどを販売し、多くの人が買い求めました。
参加した中井亮太郎さん(足寄小5年)は「今年は、友達と一緒に来てみた。ラワンぶきまつりにたくさんの人がいてびっくりした。出店の食べ物は、おいしかった」と感想を話しました。
午後からは、町内の特産品が当たるビンゴゲームが行われ、会場は盛り上がりました。ビンゴを達成した人には抽選で「雲海和牛ステーキ」や「短角牛ハンバーグ」「ハードサイダー」「高橋菓子店パンセット」「熟モッツァレラころ」「ラワンぶき水煮」などの商品が贈られました。最後のビンゴ達成者には、特賞として、ラワンぶき10kgが山下会長から手渡されました。
ビンゴゲームの後には、松山千春さんのコピーシンガー「こっちゃま」が千春さんの「青春」「旅立ち」「恋」「生きがい」を歌い、観客から拍手が湧きました。
イベントの最後には、もち・パンまきが行われ、たくさんの人が参加してイベントを締めくくりました。
■足寄の初夏の味覚北海道遺産「螺湾ブキ」
今年も螺湾ブキの季節がやってきました。爽やかな山の風味とシャキシャキの食感。大きくて柔らかく、カルシウムやミネラル、食物繊維が豊富な町自慢の特産品です。
足寄小学校の2年生を対象にした食育授業「ラワンブキの青空教室」が町鷲府の鳥羽農場(鳥羽翔太さん)で行われました。児童たちは身長よりも大きな螺湾ブキをじっくりと観察し、スケッチをしました。
講師の鳥羽昇子さんは「山、川、海には旬のものがあります。旬とは食べておいしい時期、栄養のある時期のことです。この教室で覚えたことを家族の人に話してみてください」と伝えていました。
毎年この時期は、学校給食に螺湾ブキが登場します。児童らは「おいしい」と大きく口を開けて食べていました。
認定こども園どんぐりでは螺湾ブキのきんぴらが登場し、園児たちは旬の味覚を味わいました。
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