「血糖値が高めです」と、特定健診などで言われたことはありませんか?
食事をすると血液中の糖が増え、血糖値が上がりますが、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンの働きによって、血液中の糖は肝臓・筋肉・脂肪組織に蓄えられて、血糖値が下がります。
しかし、インスリンがうまく働かないと、血液中の糖が肝臓などに取り込まれず、血糖値が上がってしまうことがあり、血糖値が高い状態が慢性的に続くことを糖尿病といいます。血糖値が高くなる原因には、食べ過ぎ、運動不足、肥満、ストレスなどがあります。
■特定健診でわかる!糖尿病に関連する項目と値
血糖(空腹時)126mg/dl以上またはHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)6.5%以上は、病院受診をおすすめする値です。
参考:糖尿病治療ガイド2022-2023
生活習慣病は自覚症状がないのが特徴なので、特定健診を受け、健診結果で自分の体を知ることが大切です。
■HbA1cってなに?
HbA1cは、約2カ月間の平均血糖値を反映した値です。
検査の直前に食べるものを気を付けても、過去の食べ方が反映されます。
▽ヘモグロビンは赤血球の成分
血色素…鉄(ヘモ)蛋白(グロビン)
赤血球の寿命は4カ月
▽HbA1cとは
ヘモグロビンに糖がくっついた糖化ヘモグロビンのこと
時間で変化する血糖値と違って、約2カ月間の血糖値を反映
■なぜ血糖値が高いとよくないの?~糖はベタベタくっつく性質があります~
お酒をこぼしてしまったテーブルや、りんごを切った後の包丁がベタベタした経験はありませんか?その原因は、お酒やりんごに含まれる糖です。
糖はくっつく性質があるので、血液中の糖が多い(血糖値が高い)と、体の中でいろいろなことが起こります。
■40~74歳の釧路市国民健康保険加入者の皆さんへ
1年に1度、特定健診を受けましょう!
特定健診では、糖尿病に関する血糖値やHbA1cの他、生活習慣病に関する項目を無料で受けることができます。
※今年度の無料受診券の有効期限は2024(令和6)年3月末までです。
対象となる方には4月末に受診券(青色のはがき)をお送りしました。受診券がお手元に見当たらない方は再発行できますので、市役所国民健康保険課特定健診担当(【電話】31-4570)までご連絡ください。
問合先:市役所国民健康保険課 特定健診担当
【電話】31-4570
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