◎子どもたちの学びを支える教育の推進
外国語教育につきましては、英語によるコミュニケーション能力を育成するため、外国語指導助手(ALT)を小・中学校に1名ずつ引き続き配置してまいります。また、英検5級以上の合格者への検定料助成を継続するなど、グローバル社会に対応する能力の向上と異文化への理解を図り、国際社会に貢献する人材を育ててまいります。
きめ細やかな学習支援を行うため、支援員を引き続き配置してまいります。
学びの連続性という観点から、町立学校長会議への長沼高等学校長のオブザーバー参加や長沼高等学校生徒への資格取得補助など、小中高連携も積極的に進めてまいります。
幼保小の連携につきましては、保育所・幼稚園で多様な体験を通して学んできたことを小学校へ円滑に接続できるよう、体験入学や保育参観、共通行事、情報を共有する場の設定など、関係機関との連携を図り、引き続き保育所・幼稚園と小学校の接続を強化してまいります。
小・中学校校舎の老朽化に対しては、エアコンの導入など児童生徒の安全を第一に考えた計画的な整備、補修などを行うとともに、長沼らしい教育の実現に向けた教育環境の整備など、総合教育会議で協議・調整しながら検討してまいります。
◎子ども、保護者、地域住民の信頼を高める教育施策の推進
教員の服務規律保持につきましては、保護者・地域から確かな信頼を得られるように、教員研修の実効性を高めてまいります。また、常にコンプライアンスを意識し、子どもの命と安全、教員自身の身分と健康を守ります。
その他、教員が子どもと向き合う時間や授業研究に取り組む時間の確保に向けて、「学校における働き方改革アクション・プラン」に基づき、教職員の勤務実態に配慮し、校務支援システムなど新しい時代に向けた持続可能な学校運営体制の整備を進めてまいります。
いじめの問題につきましては、「長沼町いじめ防止等に関する条例」及び「長沼町いじめ防止基本方針」に基づき、「いじめ見逃しゼロ」の徹底を目指し、保護者・地域・関係機関と連携しながら、いじめ問題に対応してまいります。
毎年増加傾向にある不登校の対応についても、関係機関と連携を図り、組織的、計画的に支援するなど、一人一人の児童生徒の実態に応じ、将来の社会的自立に向けた支援に努めてまいります。
特別支援教育につきましては、多様化への対応と卒業後の自立と社会参加に向け、個別の教育支援計画の充実など、児童・生徒・保護者のニーズに応じた適切な指導と支援に努めてまいります。
さらに、災害や事故・事件などから自らを守ることができるよう関係機関と連携し、児童生徒の防災・防犯意識の醸成を目指した効果的な防災・安全教育を支援し、地域全体で子どもたちを守り育ててまいります。
これら学校教育の機能の充実に資するため、専門的職員を配置し、地域住民の多様な要望に応え、きめ細かい教育行政が展開できるよう取り進めてまいります。
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