国は、月別自殺者の多い3月を「自殺対策強化月間」とし、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向けた取り組みを行っています。自殺で亡くなる人は減少傾向にありましたが、コロナ禍以降再び増加しており、町においても同様の傾向です。
◆悩みの原因(要因)はさまざまです
仕事や学業に関する不安やストレス、人間関係、経済的な不安や健康上の問題など、多くの人が何らかのストレスを抱えています。始めは小さなストレスでも、積み重なるとこころの不調につながることがあります。悩みや問題を誰にも相談できずに一人で抱え込み、解決できないまま追い込まれてしまった末に自殺につながってしまうこともあります。
・健康問題
・経済生活問題
・男女問題
・家庭問題
・勤務問題
・学校問題
◆自分のストレスサインに気づいていますか?
ストレスが溜まっていたり、悩みやつらいことがあったりすると、こころやからだにさまざまな影響が現れることがあります。このようなサインはありませんか。
○こころのサイン
・イライラすることが多くなる
・悲しくなる、涙が出る
・気持ちが沈む、やる気が出ない
・何をするのも面倒になる
○からだのサイン
・眠れない、倦怠感がある
・食欲がないまたは食べ過ぎる
・頭が痛い、お腹の調子が悪い
・動悸や息苦しさがある
◆ストレスへの対処方法
(1)自分に合った対処法を持つ(見つける)
しっかり睡眠を取る、体を動かしてリフレッシュする、趣味や好きなことを楽しむ、好きなものを食べるなど、自分なりのストレス解消方法を見つけましょう。
(2)悩みを一人で抱え込まない
誰かに話す(聞いてもらう)ことで気持ちが軽くなったり、解決のヒントを得ることができるかもしれません。誰に相談してよいか分からないときは、専門の相談窓口を利用してください。
◆「こころの体温計」で気軽にチェックしてみましょう
町は、携帯電話やパソコンを利用して、ストレス状況や落ち込み度などのメンタルチェックが気軽にできるシステム「こころの体温計」を導入しています。利用は無料です(ただし、通信料は自己負担となります)。システムの判定はこころの健康状態をチェックするもので、医学的診断ではありません。心身に不調を感じていたら、専門機関へご相談ください。
◆身近な人の心配な様子に気付いたら、まずは声かけを
身近な人の心配な様子(元気がない、眠れていない、食欲がない、体調不良など)に気付いたら、「元気ないようだけど、大丈夫?」「何か悩んでる?よかったら話してみない?」など、声をかけてみましょう。悩みやつらい気持ちが話しやすくなるかもしれませんし、話を聞いてもらうだけで「話せてよかった」「聞いてもらって安心した」という人も多いです。また、どのような相談窓口があるか知っておくことは自分のためにも良いことです。
○相談窓口
・こころの相談専用電話(帯広保健所)【電話】21-9110
※月~金曜日、午前8時45分~午後5時
・健康相談(音更町保健センター)【電話】42-2712
※月~金曜日、午前8時45分~午後5時30分
・北海道いのちの電話【電話】011-231-4343
※24時間対応
問合先:保健センター内健康推進課
【電話】42-2712【FAX】42-2713
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