令和5年度に行った駆虫薬散布調査の概要および結果についてお知らせします。
■エキノコックス症とは
エキノコックスと呼ばれる寄生虫の卵が、ヒトの口から体内に入り、幼虫となって肝臓などに寄生し、肝機能障がいなどを起こす病気です。
■駆虫薬の散布について
駆虫薬は、キツネはもとより犬、猫などが食べても健康に問題はなく、エキノコックスだけに効き目があります。駆虫薬を混ぜた餌を野外に散布して食べさせることにより、キツネのエキノコックス感染率を下げる効果が期待されます。
■令和5年度駆虫薬散布調査概要および結果について
散布期間:令和5年5月~10月(計6回)
散布数:毎月約800個
散布エリア:
(1)音更・木野市街
(2)十勝川温泉市街
(3)駒場市街の外周を囲む総延長約63キロ
※散布エリアやルートなどの詳細は町ホームページをご覧ください。
実施方法:
・キツネのふんを採取し、そのふんに含まれるエキノコックス抗原と虫卵の有無から、エキノコックス感染率の現状を把握。
・毎月、約800個の駆虫薬を散布。駆虫薬を散布後、駆除効果を検証するため10月に上記の調査を実施。
実施結果:昨年度と同様に、陽性の抗体を抑制することができている。
※1 抗原陽性・虫卵陽性の検体…キツネがエキノコックスに感染しており、さらに人への感染源となる虫卵が排出されているもの。
※2 抗原陽性・虫卵陰性の検体…キツネがエキノコックスに感染しているが、人への感染源となる虫卵は排出されていないのもの。しかし、今後キツネの体内でエキノコックスの成虫が成熟し、人への感染源となる虫卵を排出する恐れがある。
問合先:役場環境生活課環境生活係
【電話】内線564
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