厚生労働省は、9月を「食生活改善普及運動月間」と定め、「食事をおいしく、バランスよく」を基本テーマとし、食生活改善の取り組みを強化しています。町は、「野菜350グラムを食べよう」を重点テーマの一つとして、普及啓発に取り組んでいます。
◆音更町の現状
令和4年度音更町健康づくりアンケートでは、「栄養バランスの良い食事(主食、主菜、副菜を組み合わせた食事を1日に2回以上)を毎日取る人の割合」は、42.8%と全国の59.7%よりも低い結果でした。また、1日の野菜の摂取量について、「300グラム以上(300~400グラム未満と400グラム以上を集計)の割合」は、全体の12.0%と低く、国は1日の野菜の摂取量は350グラム以上を目標としていますが、少ない状況です。
▽栄養バランスの良い食事を毎日摂る人の割合
▽1日に食べる野菜の量
出典:令和4年度音更町健康づくりアンケート
◆栄養バランスの良い食事とは、主食・主菜・副菜を揃えること
副菜:体の調子を整える
主食:体を動かすエネルギー
主菜:筋肉や血液の材料
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間食:プラスすることでさらにバランスが整う
主食(ごはん、パン、麺類など)は体を動かすエネルギーになるため、3食しっかり食べましょう。目安量は、体格が普通(BMI18.5~25未満)で活動量が特別多くなければ、成人女性で150グラム程度、成人男性で200グラム程度です。
主菜(魚や肉、卵、大豆など)は、筋肉や血液を作ります。主菜の食べ過ぎは、脂質や塩分過多につながるため、目安量を意識しましょう。
→主菜は両手に乗る量が目安
副菜(野菜、きのこ、海藻類)は、体の調子を整える働きがあり、高血圧などの生活習慣病や脳卒中、心臓病の予防に有効です。また、野菜料理を加えることで、食事全体の食べすぎ防止にもなります。目標量は1日350グラムで、毎食の食事で1~2品そろえましょう。難しい場合は、1品から取ることを心がけてみましょう。
→野菜350グラムを調理すると小鉢5皿分になります
◆間食には、果物や乳製品を上手に取りましょう
果物類は、野菜同様に体の調子を整える一方で、取りすぎると、肥満や糖尿病の悪化につながるリスクがあるため、適量摂取を心がけましょう。目安量は、バナナ1本、みかん2個、りんご1/2個、キウイ1個などのいずれかにしましょう。
牛乳は、カルシウム以外にも栄養が豊富に含まれています。目安量は普通牛乳の場合、コップ1杯(200ミリリットル)もしくは無糖ヨーグルト(200グラム)になります。
◆最後に
この機会に、栄養バランスや野菜の摂取について振り返り、健康づくりの一つとしてできることから始めてみましょう。保健センターでは、野菜・果物の目安量や野菜に関するリーフレットなどを展示をしています。また、保健師・管理栄養士による健康や食事に関する相談も行っています。お気軽にお問い合わせください。
問合先:保健センター内健康推進課
【電話】42-2712【FAX】42-2713
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