◆こころの悩みを一人で抱えていませんか?(健康推進係)
国は、月別自殺者の多い3月を「自殺対策強化月間」とし、「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向けた取り組みを行っています。
自殺で亡くなる人は減少傾向にありましたが、コロナ禍以降、再び増加しています。自殺は特別な人だけに起こることではありません。悩みや問題を抱え、なかなか解決できず追い込まれてしまった末に起こるものです。
◇1人で悩まないで、まずは相談を
悩みは1人で抱え込まないことが大切です。誰かに話す(聴いてもらう)ことで気持ちが軽くなったり、解決のヒントを得ることができたりするかもしれません。誰に相談したら良いか分からないときには、専門の相談窓口へ相談しましょう。
◇周りの人ができること
身近な人の変化(眠れない、食欲がない、元気がない、体調不良など)や心配な様子に気づいたら、「元気がないようだけど大丈夫?」「何か悩んでる?よかったら話して」と声をかけましょう。声をかけることで、不安や悩みを少しでも和らげることができるかもしれません。
◇ゲートキーパーをご存じですか?
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけてあげられる人のことです。
特別な資格は必要なく、誰でもなることができます。
ゲートキーパーには4つの役割が期待されています。
・変化に気づく…家族や仲間の変化に気づいて声をかける
・じっくりと耳を傾ける…本人の気持ちを尊重し耳を傾ける
・支援先につなげる…早めに専門家に相談するよう促す
・温かく見守る…温かく寄り添いながらじっくりと見守る
ゲートキーパーは「命の門番」とも言われています。1人でも多くの方に、ゲートキーパーとしての意識を持っていただき、それぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくことが、ゲートキーパーの第一歩です。
難しくとらえる必要はありません。悩んでいる人に寄り添い、話を丁寧に聴くことは、大きな心の支えになるはずです。困ったときには、トリムセンターへお気軽にご相談ください。
◆知っていますか? 障害に関するマーク(福祉係)
障害のある方は、社会生活をする上でさまざまな困難の場面に直面しています。これらのマークの意味を正しく理解して、マークを見かけたり提示された場合は必要な支援や配慮をお願いします。
◇障害者のための国際シンボルマーク
障害者が利用できる建物、施設であることを明確に表すためのマーク。
すべての障害者を対象としていて、車椅子利用者を限定しているわけではありません。
◇盲人のための国際シンボルマーク
信号機や国際点字郵便・書籍などで見かけるマーク。
視覚障害者の安全やバリアフリーに考慮された建物、設備、機器などにつけられています。
◇身体障害者標識
肢体不自由であることを理由に、免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマーク。
マークの表示は努力義務です。
◇聴覚障害者標識
聴覚障害であることを理由に、免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマーク。
マークの表示は義務です。
◇ヘルプマーク
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見からわからなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができるマーク。
◇ハート・プラスマーク
内部障害(心臓、じん臓、呼吸器機能など)があることを示しています。内部障害は外見から分かりにくいため、さまざまな誤解を受けることがあり、自発的にこのマークを表示することで、周囲の理解や配慮を得られることを目的としています。
◇補助犬マーク
身体障害者補助犬と一緒に利用できる施設などの入り口に貼るマーク。
身体障害者補助犬とは、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」のことです。
身体障害者補助犬法では公共施設や不特定多数の人が出入りする民間施設などに補助犬同伴の受け入れを義務付けています。
◇オストメイト用設備/オストメイト
オストメイト(人工肛門・人工膀胱を使用している方)が利用できる設備があることを示すマーク。トイレの入り口や案内誘導プレートに表示されています。
オストメイト対応トイレとは:排泄物の処理、ストーマ装具の交換、ストーマ周辺皮膚の清拭・洗浄廃棄などができる配慮がされているトイレ
※詳細は本紙をご覧ください。
問い合わせ:保健福祉課(トリムセンター内)
【電話】66・1311【FAX】66・1818
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