◆今年度の町の主要な事業をご紹介します(続き)
◇ジオパーク 自然遺産の保全
「鹿追産オパール産地」や「エゾナキウサギ生息地」など貴重な自然遺産の保全に継続して取り組んでいきます。また、鹿追型ゼロカーボンシティと協調し、持続可能な地域作りに努めます。
◇鹿追産キャビア 販売に向けた取り組み
今秋には鹿追産キャビアの一般販売が見込めることから、安定的な商品生産と販路拡大、ブランド化に向けて取り組んでいきます。
◇新たな切り口による誘客 アドベンチャーツーリズム
関係機関と連携し、「アドベンチャーツーリズム」や「サイクルツーリズム」など新たな切り口による誘客促進、観光消費の拡大を図っていきます。
◇防火・防災 危機管理体制の充実強化
あらゆる災害に迅速かつ的確に対応できる体制を確立するため、関係機関との連携を強化し、さらなる消防防災、危機管理体制の充実強化、火災予防対策の推進に努めます。
◇上下水道 安心で安全な水の供給
昨年掘削した井戸をもとに取水施設整備の実施計画を進めていきます。また、鹿追町浄化センターの機器更新事業の継続や瓜幕浄化センターの機器更新に向けた実施設計を行います。
◇土木・建築 安心で安全な住環境整備
道路の適切な維持管理、橋梁の補修工事や、然別演習場の土砂流出対策を行うほか、公営住宅の外部修繕を継続し、公営・町営住宅の環境整備を行っていきます。
◇鹿追高校全国募集 さらなる魅力化の推進
幼小中高一貫教育の頂点として極めて重要な存在である鹿追高等学校の持続的な発展に向け、全国募集をはじめとし、各種支援を継続して行っていきます。
◇学校教育 国際バカロレア認定を目指す
「国際バカロレア」の認定に向け、主体的かつ対話的で深い学びの実現を目指すとともに、地域で国際社会の一員として活躍できる人材の育成を図ります。
◇医療体制 基幹病院として安定的な運営
通常診療に加え、訪問診療や専門科診療を継続して実施するとともに、疾病予防や治療、リハ
ビリを効果的に結びつけ、患者に寄り添った医療を提供していきます。
◇社会教育 町民の学習環境づくり
「いつでも、どこでも、なんでも」学ぶことができる学習環境づくりと学習成果を生かすことができる仕組みを整え、生涯学習施設を活用しながら、各種文化団体の支援や人材育成に努めます。
●もっと詳しく ナニコレキーワード
・みんなの木育広場(仮称)
西十勝森林組合と鹿追町が連携し、瓜幕地区に整備予定の森林体験などができる広場。木育とは、子どもをはじめとする全ての人が『木とふれあい、木に学び、木と生きる」取り組み。植樹を行い、樹液採取や木工体験などの森林体験が出来る場を目指す。令和6年度から整備を開始し、令和8年度からの運用を予定。
・こども家庭センター
4月よりトリムセンター内に開設する相談窓口。妊娠期から子育て期にわたるまでのあらゆる相談や困りごとに対応。あわせて児童福祉の受付窓口も統合となる。詳細は本紙11ページ。
・国際バカロレア(IB)
令和5年度より町内中学校での認定にむけて取り組んでいる「探究」を主体にした国際的な教育プログラム。課題解決力や異文化理解、世界的視野を持つ人材を育てることを目的にしている。導入には国際バカロレア機構からの認定が必要。認定校は世界中どこにいても同水準の教育を受けることができ、必要条件を満たせば世界各国の大学への入学資格を得ることができる。なお、国の関係法令や学習指導要領などと同機構の教育課程の両方を満たす必要がある。
・鹿追高校全国募集
令和5年度から全国募集を開始。全国を対象にしたオンラインでの学校説明会などの積極的な募集活動が実を結び、令和6年度の出願率は0.9倍(昨年は0.7)となった。
◆結びにあたり
今年は、「第7期鹿追町総合計画」の後期4年間のスタートの年です。本計画および情勢と課題の変化について、全庁的な認識と理解を徹底してまいります。
先を見通すことが難しい時代にあって、脱炭素先行地域の取り組み、教育大綱に基づいた教育の充実、本町基幹産業の農業と観光の振興推進など、今の時代を生きる私たちが未来へ希望の持てるような町づくりを進めてまいります。
令和6年度予算については次月号でご紹介します。
町政執行方針の詳細は、YouTubeでもご覧いただけますので右記QRコードまたは「鹿追町議会」でご検索ください。
※二次元コードは本紙をご覧ください。
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