ジオパーク活動では、その土地の特徴的な地質や地形、生態系などの自然、その土地で生み出された文化を大切にし、守りながら活用していくことが重要です。鹿追には、火山にせき止められて誕生した然別湖や、特殊な地形と寒冷な気候がつくる風穴の森、新鉱物・北海道石の発見で話題となった然別火山群のオパール産地、大昔の大規模な火山活動による巨大火砕流の痕跡、開拓時代を支えた鉄道遺構などの自然遺産・文化遺産があります。その一部は、とかち鹿追ジオパークの見どころとして整備し、教育活動やジオパークならではのツアーなどに活用しています。
とかち鹿追ジオパークでは、16カ所を見どころとして設定し、無料配布している見どころマップや、ジオパークビジターセンターの展示で紹介しています。また、道の駅やビジターセンターで販売している公式ガイドブックで詳しく解説しています。ぜひご注目ください。
各見どころの整備は、関連団体との協力、さらにはジオパーク活動に関心のあるボランティアの方々の手を借りて行っています。見どころとなっているサイトの草刈り、登山道整備、ごみ拾いなどの作業に定期的に取り組んでいます。
鹿追の自然遺産・文化遺産の中には、なかなか活用できていないものや、そもそもその価値があまり知られていないものもあるかもしれません。ジオパーク推進協議会では共に価値を探り、守り、活用していく仲間を随時募集しています。関心をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。
問い合わせ:とかち鹿追ジオパーク推進協議会事務局(ジオパーク推進課)
【電話】67・2089
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