令和6年1月に観測された駒ケ岳の状況についてお知らせします。
全般:火山活動は山頂火口原の浅い部分でやや活発化していますので、今後の推移に注意は必要ですが、噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)に変更はありません。
噴煙活動:山麓の監視カメラで、1月20日に昭和4年火口の火口縁から10mほどのごく弱い噴気を一時的に観測する日がありました。その他の噴気活動は、引き続き低調な状態です。
地震活動:火山性地震は山頂火口原の地下1キロ以内で、1日に1回程度の頻度で発生しており、1月の地震回数は26回観測されています。火山性微動は観測されていません。
地殻変動:GNSS連続観測では、おおきな地殻変動は認められませんが、統計的には2022年頃から山頂付近のわずかな膨張を示すと考えられる変化が一部で認められています。
(GNSS観測:GPS含む衛星測位システムの総称)
(1)詳細は札幌管区気象台ホームページでも閲覧することができます。
【HP】http://www.jma-net.go.jp/sapporo/
(2)気象庁ホームページに駒ヶ岳の火山観測データが掲載されています。火山活動状況などの把握にご利用ください。
【HP】http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/open-data/open-data.php?id=113
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