■流雪溝利用ルール遵守の徹底について
流雪溝の利用に当たっては、町の「除雪だより」でルール遵守の徹底を求めていますが、積雪の多い日は、早朝の時間帯無視の一斉投雪で、年に数回は流雪溝が閉塞して主に1区と2区の道路が冠水し、周辺住民や通行車両も大変迷惑しています。
町としては、現在の利用状況をどのように把握・認識し、どう対応していくのか、お聞かせ願います。
◆お答えします
本町の流雪溝については、町が北海道に要望し、昭和63年に整備され、今日まで市街地沿線住民の協力の下、冬期間の暮らしやすさや安全な道路交通の確保に必要不可欠な社会インフラとして利用されてきました。
この流雪溝は、道道の排水機能を兼ねた設備でもあり、一部の町道区間以外は全て北海道の施設ですが、供用開始以来毎年、北海道から本町に管理が委託され、地元企業に再委託した中で、地域の皆さんと協議しながら管理・運用を行ってきました。
しかし、課題もいくつかあり、例えば道路の両側に分けて流路が設置され、朱太川に放流する手前で合流する経路となっているため、この合流点付近から朱太川放流口までの間が特に閉塞しやすくなっています。
また、一度に多くの雪を投入した場合や気温が著しく低く流雪溝自体が冷えている場合には、流路内に雪が付着しやすくなるため、閉塞の主な原因になっています。
設置当初は、ほとんどの方は各自人力で除雪していましたが、近年は高齢化が進んでいることもあり、業者に依頼したり、自前の除雪機で除雪している方が多くなっています。
そうしたことから、流雪溝の利用方法については、これまでもシーズン前に沿線各地区の代表者の方々と町担当課において協議会を開催して、注意事項等を協議・確認した上で沿線住民へ「除雪だより」の配布、受託者によるパトロール、防災無線による適切な利用のお願いや注意喚起等を適宜行っているところです。
本町の流雪溝は、朱太川の河川水をポンプアップし、流水として利用していることから、利用時間等の制約はありますが、雪に埋もれず快適な道路空間を保つ上で大変便利な施設です。
町といたしましては、引き続き、投雪ルールの遵守を呼びかけていきますが、何より利用者各位の御協力が不可欠ですので、どうぞ一定のルールを守った上での利用をお願いします。
(令和6年2月5日回答)
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