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教育執行方針(2)

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北海道黒松内町

《2》
幼児から学齢児まで切れ目のない一貫した教育を展開し、未来を担う子供たちを育みます。

(1)子供の学びを育む学校教育
社会に開かれた教育課程を理念に、「確かな学力健やかな体豊かな心」を総合的に捉え、多様な子供たちに、個別最適な学びや協働的な学びを取り入れ、社会における様々な場面で活用できる力を育んでまいります。
本町には、「本物で学ぶ」ことができる教育資源が多くあり、学校では地域の方々の参画により、ふるさとの理解とその発展に貢献しようとする意欲や態度を育み、黒松内の良さを実感できる児童生徒を育成してまいります。
小学校から中学校への円滑な学習が進むよう、乗り入れ授業や学校見学などの小中一貫した教育の推進と合わせ、協働的な学びを深めるため、町内の小学校間や中学校間での学びの場づくりを、そして、小学校の学びや生活につなげるため、保育園と小学校との連携を行ってまいります。
各学校においては、子供たちが、ふるさとを福祉の心に満ちあふれ、心豊かな生活を営めるやさしい社会をつくる担い手となることを目的に、福祉教育と道徳教育の推進、そして、学年差に応じた防災教育やキャリア教育を進めてまいります。
児童生徒個々に合わせた基礎学力の定着と学習意欲の向上を図るため、学習支援員及び特別支援教育補助員の配置を継続し、また、オンラインを活用した中学生の町営塾を運営いたします。
パソコン一人一台端末などのICT環境が整備され、デジタル教材や学習支援ソフトの活用による一人一人に応じた個別学習、リアルタイムで考えを共有する共同学習など新しい授業形態が展開されています。また、教師などが使用する校務用パソコンを更新いたします。
児童生徒の読む力や考える力、そして、豊かな心の形成につながる読書活動を進めるため、各学校の図書購入とともに、ふれあいの森情報館司書を派遣し、読み聞かせなど読書に親しむ環境の充実に努めてまいります。
スポーツ・文化面における部活動は、自信と意欲的な態度を育むなど、心身の成長段階での大きな契機になっています。部活動指導員を配置し、スポーツ少年団やスポーツ団体との結びつきを深める体制づくりを進めてまいります。
各学校の食育の取組については、栄養教諭による食育指導を行うとともに、地域食材の使用や衛生管理を徹底し、安全・安心で栄養バランスのとれた学校給食を提供いたします。
学校環境では、暑さ対策のため、各校に前年度予算化しているエアコンの整備に加えて、一定面積以下の教室などに冷風機を設置することで、児童生徒や教職員の体の負担が軽減されます。併せて、熱中症対策ガイドラインを基本に、夏季には暑さ指数の計測と熱中症警戒アラートを活用し、水分補給や授業・部活動の変更や中止などの柔軟な対応を行ってまいります。
黒松内中学校では2年目の防水工事を行うほか、各学校では安全・安心に使用できるよう補修工事や不用な備品などの廃棄を実施いたします。

(2)子供の未来を育む家庭教育
子供の「生きる力」を育むための教育は、学校だけで行われるものではなく、学校・家庭・地域が相互に連携しつつ、社会全体で取り組むことが不可欠です。
支援を必要とする幼児・児童生徒には、学校だけではなく、保健・福祉分野との連携を図り、より早期な対応を保護者理解の基に取り組んでまいります。
不登校などの児童生徒を対象にした適応指導教室では、児童生徒に寄り添い、学校復帰や社会的自立につながるよう、学校と保護者を結び付ける居場所として運営をしてまいります。

《3》
豊かな自然を保全し、心豊かに、ともに支え合う人を育みます。

(1)地域資源を活用した生涯学習
生涯学習を通して、町民一人一人が自己を磨き、活躍していくための学びの継続が求められています。自然体験活動や社会教育活動、文化芸術活動、ボランティア活動などのあらゆる機会において学び、その成果を地域社会に生かすことのできる「学びの育ち」を支援する環境づくりを進めてまいります。
地域の課題解決に対し、町民が自主的に考え、つながりを持ち、活力ある学びと地域づくりを推進するため、地域づくり振興会を中心に、地域づくり支援員と連携を図りながら、地域コミュニティの形成に努めてまいります。

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