■千葉といえば落花生
◇日本一の生産量
千葉県民であれば誰もが一度は「千葉といえば落花生」と言われたことがあるのではないでしょうか。それもそのはず、国内産の落花生のうち約8割が千葉県で生産されています。
◇歴史ある千葉県の落花生栽培
千葉県の落花生栽培は明治9(1876)年、南郷(なんごう)村(現在の山武市)の牧野萬右衛門(まきのまんうえもん)が神奈川県から種子を取り寄せ試作したのが始まりとされています。その後、県が栽培を奨励し、特に鎌数(かまかず)村(現在の旭市)の金谷総蔵(かなやそうぞう)は周囲の農家への熱心な説得と指導で、普及に努めました。温暖な気候と火山灰土の千葉県は落花生栽培に適しており、大正時代には八街市などの下総(しもうさ)台地へと産地がさらに広がりました。
◇ピーナッツを超えるオリジナル品種
昭和30年には現在の県農林総合研究センター落花生研究室が誕生。全国唯一の落花生専門研究室として、新品種の育成に力を入れています。
平成30年には「Qなっつ」がデビュー。これまでのピーナッツを超える味(アルファベットでPの次がQ)という意味が込められています。収量が多く白いさやが特徴で、はっきりとした甘みが絶品です。
問合せ:県流通販売課
【電話】043-223-3085
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