■Q and A〔一般質問〕市政をきく
▽大原公園の環境整備 山口朋子議員
〔答〕堰側からの階段部分については検討し、整備をする、樹木の伐採等については、現地確認して検討する。
山口議員:大原公園の整備等についてどのように考えているのか伺いたい。
水産商工観光課長:大原公園の整備については、毎年、公園の法面や歩道沿いの雑草などの除草を実施しています。
また、公園を訪れる方に支障を及ぼすような樹形全体の乱れを整えるため、令和2年度には桜や椿、雑木など約70本を剪定及び伐採したところです。
さらに、令和3年度には公園全体に防護柵を設置したほか、公園内の2か所に手すりを設置する工事を実施したところです。堰側からの階段部分については歩幅が広く登りにくいため、改修が必要と考えますので、時期を見て検討の上、整備をしたいと思います。
また、樹木の伐採等については現地を確認の上、検討します。
▽国民健康保険税 井上ひろみ議員
〔答〕現段階では市独自の軽減措置の拡大は困難であると考える。
井上議員:子供に対する均等割は未就学児の5割が公費により減額されているが、更なる軽減措置を拡大する考えはないか伺いたい。
市民課長:国民健康保険における子供の均等割保険税の軽減措置については、令和4年度から、国の制度として、未就学児に係る均等割額の2分の1の減額が実施されており、その財源は国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1を負担しています。
また、現行制度において、所得の水準に応じ、均等割保険税を最大7割軽減する措置が講じられており、現在の子供の均等割保険税に係る軽減措置は、この軽減後の保険税を半額にするため、低所得世帯の子供については、最大8・5割の軽減措置となっています。
ご質問の子供に対する均等割軽減措置の拡大については、法定外繰入による実施はできないことから、必要な財源等の確保など様々な課題がありますので、現時点では市独自の軽減措置の拡大は困難であると考えています。
▽気候変動による農作物への影響 せんだ雄太議員
〔答〕市でも被害を確認しており、関係機関と連携し高温対策における技術指導や生育情報等を周知している。
せんだ議員:水稲の白未熟粒等の発生と対策について伺いたい。
農林課長:温暖化に伴う水稲の高温被害の白未熟粒は、市でも被害を確認しています。JA出荷米の確認状況ですが、令和4年は出荷米の8%、令和5年は4%確認され、等級落ちが発生しています。対策としましては灌水管理、しゅっすい期以降の葉色が淡い場合の追肥や、適期での収穫等が必要なことについて、関係機関と連携し高温対策における技術指導や生育情報等を周知しています。
▽市内の中小企業事業者に対する支援策 太田雅彦議員
〔答〕規制緩和は重要な課題と考えるが、周辺環境、防災、安全性等の様々な問題について協議検討していく。
太田議員:事業拡大や事業継承できない事業者に対して、建築物制限の緩和等について検討していく考えはないか伺いたい。
都市整備課長:市では、東地区及び布施地区を除いた旧大原地区と旧岬町の全地域を都市計画区域に指定し、その中で10種類の用途地域を定め、建築物の用途や形態の制限をしています。建築基準法第48条の基準を超える増築等は、千葉県の特例許可を得た場合、例外的に建築が可能となりますが、利害関係人の公聴会や建築審査会の同意等が要件となり、許可には困難を要します。
市としても、事業の拡大や継承が困難な事業者に対する建築物制限の緩和は、地域活性化や事業の継承性の観点から重要な課題です。その一方で、周辺環境への影響や防災、安全性の確保など様々な問題もあり、困難な問題ですが、地場産業を守る立場からどうしたら可能かについて話し合っていきたいと考えています。
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