今月の表紙は、布施千本桜の風景です。写真は、元地域おこし協力隊で写真家の草原学さんによって撮影されたものです。
「布施千本桜」は、地域の有志で構成される「桜の会」が、桜が咲く時期に観光できる場所をつくろうと、およそ15年前布施地区の落合川周辺に、桜約1,000本を植樹したことが始まりです。若木ながら、桜の花を楽しめるようになった2017年に第1回布施千本桜まつりが開催されました。今年は8回目を迎え、この千本桜を見に多くの人たちが訪れ楽しんでいました。
布施千本桜まつりが開催される三妙寺付近には、いすみ市の有形民俗文化財に指定された「名熊の二本杉」があります。この二本杉は、「頼朝の箸杉」とも呼ばれ、源頼朝がこの地で食事をとり、地面にさした箸が成長したものと伝えられており、会場周辺では、千本桜と二本杉を同時に観賞することができます。
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