税金は、私たちのまちをより豊かで住みよいものにするための重要な財源であり、定められた納期限までに自主的に納付していただくものです。
滞納整理とは、市税(市・県民税、固定資産税・都市計画税、軽自動車税および国民健康保険税など)が納期限までに納付されなかった場合に行う一連の業務です。
市では、税負担の公平性を保つために、令和3年度から開始した納税案内センターによる迅速な納税案内のほか、専門知識を有した徴収指導員とともに、滞納しているかたに対する滞納整理を強化しています。
■滞納を放置すると…
滞納が発生すると、貴重な税金を督促状の送付など、本来使わなくてよい経費に使うことになり、市民の皆さんにとって不利益になります。そして何よりも、納期限内に納めている多くのかたとの公平性が、滞納によって損なわれることは絶対にあってはなりません。
市では、収入や財産がありながら市税などを納付しない滞納しているかたに対して、滞納額の大小にかかわらず、滞納処分(差押など)を行っています。
▽令和4年度差押件数
・不動産 56件
・預貯金 243件
・給与 76件
・年金 54件
・生命保険 39件
・その他財産 22件
▽滞納処分の流れ
1 納税通知書発送
納税通知書と納付書を発送します。※必ず内容を確認してください
↓
納期内に納付しなかった場合
↓
2 督促・催告
納期限後、督促状や催告書で納付勧奨します。
↓
それでも納付しなかった場合
↓
3 財産調査
金融機関、勤務先、生命保険会社などへ調査を行います。
↓
4 差押
財産(預貯金、給与、生命保険、不動産など)を差し押さえます。
↓
5 換価・取立て
差し押さえた財産を換価(現金化)・取立てして税金に充てます。
※滞納処分とは、滞納整理の業務の中で、滞納しているかたの財産を強制的に差し押さえ、換価し、滞納している税金に充てる一連の手続きをいいます
■納税に困ったら早めに相談を
病気や失業、事業の廃止など、やむを得ない理由で税金を納期限内に納めることが一時的に困難な場合は、必ず納期限内に下記までご連絡ください。生活状況の聞き取りを含め、完納に向けた納付計画についての相談を実施しています。事情があっても、相談がないと、状況が把握できないため、差押を行う場合があります。
そのまま放置せず、まずは相談をしてください。
市税の相談:債権管理課【電話】484-6118
相談受付時間午前9時から午後4時30分まで
■滞納をなくすための取り組みを紹介します
◆取組01 佐倉市納税案内センター 現年分の滞納整理
令和4年度案内実績:
・電話案内 2,910件
・文書案内 8,805件
令和5年度は、特に現年分の滞納(翌年の税金が課税される前の滞納)に対する滞納整理を強化しています。市では、初期段階の滞納について、納税案内センターが納税を案内します。
▽佐倉市納税案内センター業務の概要
・市税などの督促状を送付後、概ね1か月間納付の確認が取れないかたへ、電話や文書により納付の案内を行い、主に納め忘れのかたに対する早期の働きかけを行っています。
・センターでは、市税の納付書紛失時の再発行や、口座振替の申込書の送付も行っています。
納税案内時間:平日(祝日、年末年始を除く)および第2日曜日午前9時から午後5時まで
【電話】484-6117
※税金を納期限までに納めなかった場合は、本税のほかに延滞金が発生します。延滞金の割合は、銀行などの預金金利よりはるかに高く、令和5年の延滞金の割合は、納期限の翌日から1か月を経過するまでは、年率2.4%、経過した後は、年率8.7%です。
◆取組02 eL-QRでどこでも納付 クレジットカード、スマホ決済の導入
市税の納付にはeL-QR(エルキューアール)をご活用ください!QRコード(eL-QR)が記載された納付書は、クレジットカードや各種スマホ決済で納付できるほか、全国の多くの金融機関窓口でも納付できます。
※eL-QRによる詳しい納付方法については、市ホームページ(右記)をご覧ください。
※二次元コードは、本紙をご覧ください。
▽対象税目
・市・県民税(普通徴収分)
・固定資産税・都市計画税
・軽自動車税(種別割)
※スマホ決済やクレジットカードによる納付の場合、領収書は発行されません。領収書が必要な場合は窓口で納付してください
※金融機関窓口やコンビニでは、クレジットカード、スマホ決済での納付はできません
※クレジットカード払いなど、別途手数料がかかることがあります
問合せ:債権管理課
【電話】484-6118
<この記事についてアンケートにご協力ください。>