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【連載】持続可能なまち 佐倉市の実現に向けて 佐倉市が取り組む気候変動対策

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千葉県佐倉市

気候変動が進む中、気温上昇の影響として、熱中症の増加が近年社会問題となっています。WMO(世界気象機関)の発表では、2023年の世界の平均気温が観測史上最高だったとされています。今後は、さらなる気温の上昇や極端な高温のリスク増加が予測されており、暑熱対策が喫緊の課題になっています。
今回は、健康分野への影響と適応策をご紹介します。

■影響 真夏日の増加、熱中症発症者の増加
▽真夏日の増加
最高気温が30度以上になる真夏日が増加しています。佐倉市は、令和5年6月~8月において、暑さ指数(WBGT)が熱中症警戒アラートの基準である「33以上」となった延べ時間数が全国1位でした。
※暑さ指数(WBGT)とは、人間の熱バランスに影響の大きい「気温」「湿度」「輻射熱(ふくしゃねつ)」の3つを取り入れた指標
佐倉市の真夏日日数

銚子地方気象台提供 佐倉アメダス観測基礎データより作成

▽熱中症被害状況
近年、全国的に見ても、熱中症によって救急搬送される人や死亡者数は増加傾向にあり、令和4年には死亡者数が1500人近くにのぼっています。

■適応 熱中症対策
▽令和6年度から熱中症特別警戒アラートが始まりました
環境省と気象庁では令和3年4月から危険な暑さへの「気づき」を呼びかける熱中症警戒アラートの発信を開始しました。
今般、気候変動適応法が改正され、より深刻な健康被害が発生し得る事態に備え、更に一段上の「熱中症特別警戒情報(熱中症特別警戒アラート)」が新たに創設されました。
環境省公式LINEアカウント(右記)では、熱中症アラート発令情報を発信していますので、ご確認ください。
※二次元コードは、本紙をご覧ください。

日常生活における熱中症予防指針

■今回のまとめ
気候変動による気温上昇は、熱中症の増加を招きます。そして、熱中症は、身近でありながら、生命に関わる危険なもので、さまざまな環境条件によって発症します。暑さ指数(WBGT)の確認や、こまめな休息・水分補給などを行い、体が暑さに慣れていない5月の熱中症に注意しましょう。

出典・イラスト:環境省、気象庁、気候変動適応情報プラットフォーム、消費者庁イラスト集

問合せ:気候変動対策室
【電話】484-6716

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