大きな地震において、老朽化したブロック塀などの倒壊により被害にあう人がいます。また、倒れたブロック塀が道路をふさいで、避難や救助・消防活動の妨げになることがあります。ブロック塀などの安全を確保することは、所有者の責務です。
地震によるブロック塀などの倒壊を未然に防止するために、まずは、ご自分でブロック塀を点検しましょう。
■ブロック塀の点検ポイント
次の項目を点検し、ひとつでも不適合があれば危険なので専門家に相談するなど改善しましょう。
□塀は高すぎないか
・塀の高さは地盤から2.2m以下か
□塀の厚さは十分か
・塀の厚さは10cm以上か(塀の高さが2m超2.2m以下の場合は15cm以上)
□控え壁はあるか(塀の高さが1.2m超の場合)
・塀の長さ3.4m以下ごとに、塀の高さの1/5以上突出した控え壁があるか
□基礎があるか
・コンクリートの基礎があるか
□壁は健全か
・壁に傾き、ひび割れはないか専門家に相談しましょう
*専門家に相談しましょう
□塀に鉄筋は入っているか
・塀の中に直径9mm以上の鉄筋が、縦横とも80cm間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれかぎ掛けされているか
・基礎の根入れ深さは30cm以上か(塀の高さが1.2m超の場合)
ブロック塀などの維持管理をしっかり行うよう努めてください。
■ブロック塀等撤去費補助金
避難経路の確保を図るため、地震などで倒壊する危険のあるブロック塀などの撤去費の一部を補助します。
□ブロック塀など
・コンクリートブロック造、石造、れんが造などの組積造の塀・道路に面していること
・道路からの高さが1.2mを超えていること
・市職員の事前調査で倒壊の危険性が認められた塀であること
・ブロック塀などの全部を撤去することまたは一部を撤去して道路からの高さを0.8m以下にすること
□対象者
ブロック塀などを所有または管理する市民(個人のみ)
□補助額
(A)撤去面積(平方メートル)×1万円
(B)撤去に要する経費
(A)または(B)のいずれか少ない額の1/2(上限10万円)
■木造住宅耐震診断費補助金
地震時における木造住宅の安全性を確認していただくため、耐震診断の費用の一部を補助します。
□対象住宅
平成12年5月31日以前に建築された在来軸組構法の木造住宅
□対象者
・対象住宅を所有し、その住宅に居住している市民
・木造住宅耐震診断士による耐震診断を受ける者
□補助額
居住用延床面積(平方メートル)×千円×2/3(上限8万円)
■木造住宅耐震改修費補助金
地震時における木造住宅の安全性を高めていただくため、耐震改修の費用の一部を補助します。
□対象住宅
・平成12年5月31日以前に建築された在来軸組構法の木造住宅
・市の木造住宅耐震診断費補助事業における診断結果で、倒壊の危険性が認められた住宅
□耐震改修工事
・市内建設業者または対象住宅の建築業者による工事であること
・木造住宅耐震診断費補助事業における耐震診断を実施した木造住宅耐震診断士が工事の設計および監理を行う工事であること
□対象者
対象住宅を所有し、その住宅に居住している市民
□補助額
耐震改修工事費×23/100(上限50万円)
問合せ:建設課
【電話】33-1101
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