第13回「百字で伝える私の想い」

10／21

■作文コンクール入賞者発表

応募総数　2313通～たくさんのご応募ありがとうございました～

市教育委員会では、考えをまとめ表現する力を育むことを目的に、感じていることや、考えていることを百字で書き表す活動「百字作文」に取り組んでいます。本作文コンクールは、その一環として行い、今年度で13年目となりました。
今年度も、ありがとうの想いを百字に込めた作品がたくさん届きました。ありがとうございました。入賞者は次のとおりです(敬称略)。
*入賞者の氏名・作品等は紙面又はHPでご覧ください。

□全体講評
書き出しを会話文から始めた作品や、短い文章をつなげてまとめた作品、また、比喩や体言止めなどの表現技法を使った作品といった、様々な表現の工夫をした作品が、回を重ねるごとに見られるようになってきている。また、「ありがとう」という言葉を使わずに感謝の気持ちを表現しようとしている作品も多く見られる。
その一方で、これまでも指摘してきたように、「誰に」、「何に」、どうして「ありがとう」を伝えたいのか、具体性がないためわかりにくい(伝わりにくい)作品も多く見られた。百字という短い文章だからこそ、必要な情報を確実に文章に入れることが重要になってくる。誰のどのような行為に対して「ありがとう」を伝えたいかがはっきりしていると、読み手の心に、その時の情景や心情を、より正確に伝えることができる。表現を工夫することも大事だが、まずは、誰のどのような行為に対して「ありがとう」を伝えたいのかをはっきりさせたい。
新型コロナウイルス感染症による活動の規制が撤廃され、外部との関わりが増えたためか、家族以外の対象に「ありがとう」を伝える作品が見られるようになった。今後も、家庭や学校だけでなく、地域などに対しても感謝の視点を持たせられるようにしたい。

◎来年度も皆さんのご応募をお待ちしております。
なお、優秀賞・佳作の作品は、市ホームページに掲載しています。