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自治体の皆さまへ

健康だより

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千葉県南房総市

■毎年5月31日は「世界禁煙デー」5月31日~6月6日は禁煙週間です

▼COPD(慢性閉塞性肺疾患)をご存知ですか?
COPD(慢性閉塞性肺疾患)は、主に長年の喫煙習慣が原因となって、徐々に呼吸機能が低下していく肺の病気です。以前は「慢性気管支炎」、「肺気腫」と別々に呼ばれていた病気の総称です。

▽OPDってどんな病気?
COPDではタバコなどに含まれる有害物質を長年吸い込むことで、空気の通り道の気管支に慢性的な炎症が生じて痰が詰まったり、気管支の壁が分厚くなって内腔が狭くなります(慢性気管支炎)。また、気管支の先にある肺胞が少しずつ破壊されていきます(肺気腫)。これらの結果、肺の機能が気づかないうちに徐々に蝕まれていき、肺の働きが悪くなって息をするのがつらくなったり、進行するとからだが酸素欠乏になる病気です。
COPDの主な原因はタバコの煙であることから「肺の生活習慣病」ともいわれています。COPDの患者の90%が喫煙者です。

▽主な症状
1.階段や坂道で息が切れる(動作時の息切れ)
2.長引く咳や痰
喫煙者や過去に喫煙したことがある中高年者で、痰がからみやすい、風邪をひきやすい、風邪がこじれやすいなどの経験がある人はCOPDの可能性があります。
また、普段は元気でも風邪をひいたときに喉や気管が“ぜいぜい“することがあれば喘息やCOPDの可能性があるので、医療機関への受診をお勧めします。

▽受動喫煙もCOPDの危険因子のひとつです
他人のタバコから発生した煙にさらされることを受動喫煙といい、非喫煙者でも受動喫煙がCOPDの危険因子となります。望まない受動喫煙をなくすため、周囲の方へのご配慮をお願いします。

▽禁煙を始めてみませんか
COPDは長年にわたる喫煙が大きく影響します。禁煙することはCOPD改善の第一歩です。ご自身のためにも、周りの人のためにも、禁煙をはじめてみませんか。

▼南房総市の喫煙と受動喫煙の状況(令和5年度肺がん・結核検診問診票より)

R5年度 肺がん・結核検診受診者(3,813人)の喫煙状況

R5年度 肺がん・結核検診受診者(3,813人)の家庭や職場での受動喫煙歴の状況

令和5年度肺がん・結核検診受診者3,813人のうち、タバコを現在吸っている人は342人(9%)、吸っていたがやめた人は1,226人(32%)、吸ったことがない人は2,245人(59%)でした。また、家庭や職場で受動喫煙の機会があった人は1,230人(32%)となっています。

問合せ:健康推進課
【電話】36-1154

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