犬や猫などのペットは家族として捉えられ重要性が高まっている一方で、犬の放し飼い、鳴き声、猫のふん尿などの多くのトラブルが発生しています。
動物を飼っている人は動物の習性をよく理解し、周辺住民の迷惑にならないよう、愛情と責任を持って適切に飼いましょう。また、飼えなくなったからといって動物を捨てることは絶対にしないでください。犬や猫を捨てることは、犯罪行為です。
【犬】
◇放し飼いの禁止
犬の飼い主には係留義務があります。公共の場所には犬が苦手な人もいますので、きちんとリードを付けて他の人の迷惑とならないようにしましょう。
◇散歩のマナー
公共の場所や他人の土地建物をふん尿で汚したり、異常な鳴き声や悪臭などにより近隣に迷惑をかけないようにしてください。道路・公園などは、ふんや尿をさせる場所ではありません。散歩に出かける前に家でトイレを済ませる習慣をつけ、外でふんをした場合は、必ず持ち帰りましょう。
犬のふんを持ち帰るのは飼い主の義務です。電柱などにおしっこをかけるのは犬の習性ですが、犬の尿により腐食したり、草木が枯れる要因にもなります。おしっこをした場合には、水をまくなどして臭いが残らないようにしましょう。
◇しつけ
人と共生していくためには、人間社会に通用する最低限のしつけをする必要があります。飼い主との関係が確立していることが大変重要です。むだ吠えやトイレのしつけなどをしっかりとしましょう。
【猫】
◇室内で飼いましょう
猫にとって屋外は交通事故、ケンカによるけが、病気感染、迷子などの危険がいっぱいです。快適な環境を整え、飼い主がコミュニケーションをとることで、猫は屋内でも快適に暮らすことができます。
◇不妊・去勢手術をしましょう
猫は繁殖能力が高い生き物で、雌は生後半年で出産可能となり、雄は生後8カ月で交尾可能となります。妊娠を望まない場合には、早めに不妊・去勢手術を実施しましょう。また、手術を行うと性格が穏やかになり飼育しやすくなるとともに、雄の場合には、尿スプレーや発情期の鳴き声などの問題行動が軽減します。
◇所有者明示を忘れずに
室内飼養をしていても、突然の災害や逸走に備えて、首輪や迷子札、またはマイクロチップなどの所有者明示をしておきましょう。
問合せ:環境保全課指導係
【電話】33-4495
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