市内各所において外来生物(植物)が複数確認されています。
外来生物(植物)とは、もともと日本国内にいなかった海外由来の生物のことで、生態系、人の命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすような種は「特定外来生物」に指定され、輸入・放出・飼養・譲渡などが法律で規制されています。
■[特定外来生物]カミツキガメ
カミツキガメは主に印旛沼周辺の水辺や水路、水田などを中心に生息していますが、近年では印旛沼周辺地域以外にも、市内の広域で目撃されたり捕獲されたりしています。
基本的には水中に生息していますが、主に5月から6月の繁殖時期には、産卵のために陸地に上がるため、畑や民地、道路上などで発見されることもあります。
鋭い口と爪を持ち、周囲から危害を加えられると感じると、威嚇をしたり、噛みついてくる危険なカメです。絶対に手を出したり、捕まえたりしないでください。
◎カミツキガメを見つけたら
カミツキガメは特定外来生物のため、許可なく捕獲したカミツキガメの移動や飼育、運搬、保管、放出することは法律で禁止されています。
目撃した場合には、絶対に手を出したり、捕まえようとしたりせず、速やかに下記へ連絡してください。
問合せ:
印西警察署電話42-0110、
環境保全課保全係電話33-4491、
印旛支所市民サービス課電話98-1112、
本埜支所市民サービス課電話97-1111
■[特定外来生物]オオキンケイギク
オオキンケイギクはアメリカ原産の外来植物です。
花はコスモスに似た形状で、直径5cmから7cmほどの頭状花であり、花弁の色は黄橙色、花の中央部も同じ色で、5月から7月にかけて花を咲かせます。
オオキンケイギクは、もともとは観賞用などとして海外から日本に持ち込まれましたが、国内で自生し、市内でも広域で生息が確認されています。また、繁殖力が強く、在来種に悪影響を与える恐れがあることが指摘されており、外来生物法に基づき特定外来生物として規制されています。
自宅敷地内や所有地内で見かけた場合は、駆除にご協力をお願いします。処分する場合は、根から引き抜いた後、市指定の家庭用可燃ごみ袋に入れ密閉し、枯死させてから通常の可燃ごみとして集積場に出してください。
その他、市内の主な外来生物については、市ホームページ(本紙掲載の2次元コード)で確認してください
問合せ:環境保全課保全係
【電話】33-4491
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