過剰な塩分摂取は高血圧の原因となり、多くの病気を引き起こします。日常に減塩を取り入れて、健康寿命を延ばしましょう。
◆なぜ減塩が必要なのか
高血圧が進んで動脈硬化になると、心臓では狭心症や心筋梗塞、心不全、脳では脳梗塞や脳出血、血管性認知症などになりやすくなります。
◆適切な塩分の量
1日の塩分摂取量は、日本人の食事摂取基準において男性7.5g未満、女性6.5g未満です。また、血圧が高めの人は6g未満といわれています。
1人分の塩分量は、餃子(酢醤油あり)4.5g、ラーメン(汁あり)は7.1gです。1日の塩分摂取量を超えてしまう料理もあるので気を付けましょう。
◆減塩の方法
全ての料理を薄味にしてしまうと、ご飯が進まないかもしれません。副菜や汁物で塩分を調整してみましょう。
例えば、麺類の汁を半分残すなど、少しの工夫で塩分を大きく減らすことができます。旬の香味野菜をアクセントに加えるなど、香味を活用することもポイントです。野菜は余分な塩分を排出してくれます。また、火を通すことでかさが減り、食べやすくなります。
市では野菜摂取の少なさが課題となっています。野菜を取ることは満腹感を増やすだけでなく、減塩にも役立ちますので積極的に取るようにしましょう。
◆継続の工夫
一度にいろいろなことに取り組むと長続きしないことがあります。一つずつ新しい習慣を馴染ませて、身に付いてから次のことに挑戦することが継続のコツです。減塩の方法やレシピについては、市ホームページで詳しく掲載しています。
問合せ:健康増進課健康支援係
【電話】42-5595
<この記事についてアンケートにご協力ください。>