多古町の皆さん、こんにちは。順天堂大学の澤龍一と申します。この度、初めてコラムを書かせていただくことになりました。
さて、皆さんは日頃から自分の体力を意識したことはありますか。
「最近、庭の草取りが大変になった」「つまずくことが増えた」など、生活の中で体力の低下を感じている方も少なくないと思います。
体力には大きく分けて2つの側面があります。一つは「健康に生活するための体力」、もう一つは「運動するための体力」です。
「健康に生活するための体力」とは、病気に対する抵抗力のことを指します。健康診断で測る血圧や血液データはこれに含まれます。一方、「運動するための体力」とは、筋力や持久力などの身体能力のことを指します。
「健康に生活するための体力」は健康診断で測るため、ご自身の現在の状況を知っている方も多いかもしれません。しかし、「運動するための体力」は、そのような機会が無くて、気付いたら低下しているというケースも珍しくありません。
また、年齢とともに体力が低下していくことは自然な現象ですが、先の例に挙げたような不安から運動を避けるようになることで、「運動するための体力」の低下に拍車がかかってしまいます。
過度な不安を感じないために、まずはご自身の「運動するための体力」を知ることが大切です。私たちは昨年度から、65歳以上の方を対象とした体力測定会を開催しています。今年度も9月16日(月・祝)に多古町魅力発信交流館(たこらぼ)で開催予定ですので、ぜひご参加ください。
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