問:買い物弱者対策と高齢者福祉について
答:町として、できることは協力していきます
■根本年生議員
問:大多喜町では、今後買い物弱者が増加する事が予想されます。その対策について、どのくらいの危機感を持って対応しているのか伺う。
商工観光課長:今後、高齢化による運転免許の返納や身体的に影響される方などが多くなり買い物弱者は減少することはないと思います。町民から相談があった場合は、相談に対応し、具体的には民間の移動販売事業者が展開している買い物弱者対策の事業などの利用を紹介したいと考えています。
問:先日、町と関係者で移動販売車の現地視察を行ったようですが、楽しそうに買い物をする高齢者についてどの様に感じたのか伺う。
商工観光課長:地域のコミュニティに大変寄与すると思いました。
利用者の意見として、移動販売の買い物のほかに、町内に出掛けて直接買い物をするのも楽しみだという声もありました。
問:買い物に困っている高齢者の方々が楽しく買い物ができる施策を行い、地域のコミュニティの活性化を図るべきではないか。
商工観光課長:移動販売は地域の住民が同じ場所に集まり、買い物を通じた交流の場としてコミュニティの形成に期待ができると考えます。移動販売車によることも対策のひとつですが、その他にもカタログ注文やインターネットを活用した注文なども有効な対策だと考えます。
問:多くの高齢者が抱く、お金、健康、孤独の3つの大きな不安を少しでも解消するため、買い物弱者対策などは有効であると思うが町の考えを伺う。
健康福祉課長:お金、健康、孤独は高齢者の抱える大きな不安であると考えます。
しかし、自由に買い物ができる環境がある買い物弱者ではない方でも、それらの不安が解消されることにはならず、買い物弱者対策と密接的な関係があるとは言えないと思われます。それぞれ、別の対策が必要だと考えます。
問:買い物弱者支援要綱を作成し、町、地域住民、関係団体が協力して町全体で買い物弱者対策を行うべきと考えますが町の考えを伺う。
商工観光課長:町では公平性の観点を重視し、広くすべての住民にサービスを提供することを方針にしていますので、事業の実施や要綱の作成について行う予定はありませんが、町としてできることは協力したいと考えます。
問:高齢者に優しい町は、すべての町民にとっても住みやすい町であると思いますがどのように考えるのか。
商工観光課長:高齢者への対策は、国、県、町が連携を図り、それぞれの立場で、できることを進めることが必要であると考えます。
町内すべての事業者を支援することが高齢者に優しい町につながると考えますので、商工会や関係機関などと連携し、対応していきたいと思います。
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