■帯状疱疹ワクチン接種への助成を 町に提言書を提出
9月19日、議会定例会9月会議終了後、帯状疱疹ワクチン接種への助成並びに定期接種化を求める提言書を平林町長に提出しました。
提出した提言書の内容は次のとおりです。
▽帯状疱疹ワクチン接種への助成並びに定期接種化を求める提言書
令和5年9月19日
大多喜町長 平林昇様
大多喜町議会
帯状疱疹は、過去に水痘に罹患した者が加齢や過労、ストレスなどによる免疫の低下により、体内に潜伏する帯状疱疹ウイルスが再活性化し、発症するものです。
帯状疱疹の発症予防のためには、ワクチン接種が有効とされ、国では予防接種法に基づく定期接種化に向けた議論が行われ、帯状疱疹ワクチン接種による疾病負荷は一定程度明らかになったものの、引き続き、期待される効果や導入年齢に関しては検討が必要とされております。
国内では、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症すると言われており、治療が長引くケースや後遺症として痛みなどの症状が残るケースもあります。
また、神経の損傷によって、その後も痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる合併症に加え、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などを引き起こし、目や耳に障害が残ることもあると言われておりますが、ワクチン接種費用が高額になることから、接種を諦める高齢者等も少なくありません。
しかしながら、ワクチン接種により、発症を予防する有効性は明らかであり、帯状疱疹罹患による深刻な健康被害を未然に防止する取組みは、重要であります。
以上のことから、町においては、国、県の動向が定まらない中ではありますが、町民の健康保持の観点から、帯状疱疹ワクチン接種の助成制度や定期接種化に係る取組みを早急に推進されるよう提言いたします。
■住民から期待される議会になろう県町村議会議長会研修会
大多喜町議会議員と御宿町議会議員との共同研修会が、8月3日(木)13時30分から16時30分にかけて開催されました。会場はオークラ千葉ホテル3階エリーゼで、千葉県町村議会議長会が主催する議員研修会に参加するかたちで行われました。以下はその講演内容の要約です。
講演の第一部は、地方政府研究所(株)代表取締役中村健氏により、「住民から期待される議会になろう」というテーマで行われました。
中村氏の第一のポイントは、行政や議会に関心をもたれるように、住民向けに広報誌をますます充実すべきとのことでした。第二のポイントは、住民の意見に耳を傾けようと努力しているのかという問題提起でありました。例えば子育て支援は教育委員会と福祉部門ばかりでなく、建設課や税務課でも対応できることがあります。
第三のポイントは、町づくりは議会でしっかり取り組むようにということでした。
講演の第二部は、「健康寿命を延ばす食事と生活」というテーマで食生活ジャーナリストの佐藤達夫氏により行われました。癌予防の7ヵ条と認知症予防の6ヵ条が紹介、説明がありました。生活習慣を変えることで病気になるのを遅くすることができる。また、小太りできちんとした食事をとることが長寿につながると話されていました。
■北海道羊蹄山麓(ようていさんろく)町村議会正副議長会が来町
7月12日、羊蹄山麓町村議会正副議長会21名が、電子地域通貨の取り組みについて行政視察に訪れました。
視察では、導入の経過や工夫したこと、地域経済への影響などについて多くの質問がありました。
羊蹄山麓町村議会正副議長会は、北海道の支笏洞爺国立公園内にある羊蹄山を取り巻くように所在する7つの町村議会で組織している会とのことです。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>