帯状疱疹は、子どもの頃に感染した水ぼうそうと同じウイルスが、体の中で再活性化することで発症する皮膚の病気です。ストレスや疲労、加齢による免疫力の低下が発症の要因と言われています。50歳を超えると発症の確率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症すると言われています。
帯状疱疹の症状は、神経痛や神経に沿った帯状の皮疹(皮膚が赤くなる、水ぶくれができるなど)が特徴的です。皮疹が治まった後も数年にわたって神経痛が続くことがあり、この状態を帯状疱疹後神経痛と呼びます。帯状疱疹後神経痛は帯状疱疹の早期治療により防ぐことができるため、神経痛や発疹がみられたら早期に医療機関を受診することが大切です。
■帯状疱疹による症状の現れ方
体や顔の左右どちらかに、ピリピリ、チクチクといった神経痛が生じる。
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2~3日後、痛みのある部位に赤い発疹がみられる
・この頃までに治療を開始できると、より効果的です。
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皮疹が水ぶくれのようになり、帯状に広がる。
■帯状疱疹の発症を防ぐ方法
◎免疫力の維持、向上のため以下のことを日常的に心がけましょう。
1.バランスのいい食事
2.適度な運動
3.十分な睡眠
4.体温の維持(食事に温かい汁物を取り入れる、湯船につかるなど)
5.ストレスの解消(趣味の時間を確保する、よく笑うなど)
◎50歳以上の方は、ワクチン接種が有効です。
※ワクチンは2種類使用されており、予防効果や接種費用、接種回数などが異なります。医療機関にてご相談のうえご検討ください。
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