本人からの原稿をそのまま掲載しています。(掲載は議席番号順)
■渡辺善男議員
議員の定数は、民意の反映に必要な様々な地区や地域、さまざまな集団、階層、職業などからの代表選出可能性に関係するものであり、地方自治と民主主義の観点からとても重要なことだと承知しています。
今のところ、定数についての明確な基準はなく、人口、財政力、議会の機能発揮に必要な数などの視点があります。
本町議会でも議会改革検討委員会が中心となり、定数についても検討していますが、私個人としては現状の定数12人を維持すべきと考えています。
人口減少は紛れもない残念な事実ですが、近隣市町と比べ守備範囲が広いため多様な民意を町政に反映させるためには必要な数だと思っています。
■麻生勇議員
現在の町議会常任委員会は総務文教、福祉経済があり委員数は各6人で構成されている。そこで他の自治体についても調査したが本町と比し人口の大小に関らず全国的に平均的な議員構成になっていた。委員会の人数は7人から8人が理想との事でそのメリットは協議する上で多様な意見交換が出来る。
また、各地で議員定数を削減している議会があるが意見交換が偏る傾向があるとの事です。
本町の議会は2常任委員会であり7から8倍すると14人ないし16人となるが前述のとおり12人なので決して多いとは言えない。また本町は県内ではトップの面積を誇り町民の意見を聞く為にも定数については継続的によく議論する必要がある。
■野村賢一議員
人口割や面積よりも常任委員の数や権能から考えるべき。削減すると町民の多様な意見と町民の声を議会に反映しにくくなる。
議会基本条例で行政の監視機能を充実させなければいけないと制定してある。
また、役場の課が多数ある中で、監視機能を充実するのに定数削減は慎重にならなければならない。
常任委員会は現在6名で運営しています。定数削減した場合、少数で運営した場合、多様な意見、討議ができない。議会として機能しなくなり、民主主義の根幹にかかわってくる。
また、定数を考える時は外から与えられるものでなく、自治の問題として考えるべきであると思います。
■末吉昭男議員
議員の定数については、現状の12名で削減または増員することは必要とは考えておりません。
なぜかといえば、議員の定数は人口や面積また、常任委員会の数などを参考にしているところが多いようです。
人口は減少しつつも、面積は県内の町村では最も広い面積を有しております。
討議できる人数として一常任委員会につき少なくても7~8人が基準と言われており、大多喜町では2常任委員会ありますので14~16人ということになりますが、現状ではそれ以下となっております。また、定数を減らすことにより、広範囲での意見収集が難しくなったり、立候補しにくくなると思われますので、現状の12名維持で良いものと考えます。
■根本年生議員
最近、町民の方と議員の役割について話し合う事が多くなりました。様々な考え方がありますが、その中で人と人、人と行政をつなぐ事が議員の役割であるとの意見があります。
自分の考え方を行政に反映させる事も大切ですが、それ以上につなぎ役として行動する事が大切であるとの考え方です。現場視察と町民交流を通じて、町民一人一人から丁寧に話しを聞く事により、つなぎ役の役割を果たす事が出来ると思います。
議員数はそのままで、議員が積極的に一人でも多くの町民と接し対話する事により一人でも多くの町民の声を町政に反映する事が出来ると思います。今後は、町民と行政と議会が協力して行動する事により大多喜町の活性化を図るべきであると考えます。
■吉野僖一議員
町の議員定数の経緯は、昭和29年10月5日から12月31日までは82人、昭和30年1月1日から昭和41年12月31日まで26人、昭和42年1月1日から平成13年1月24日まで18人、平成13年1月25日から平成17年1月24日まで16人、同年1月25日から現在の12人となりましたが、これ以上の定数削減は町発展に色々と問題を生じるので
「私は定数削減に反対します。」
町行政は町民の生命財産を守り、少子高齢化社会に対応した町づくりに多くの皆様のご意見を頂きながら行政を行う必要があります。
昔から大多喜町は教育の町、福祉経済と農林業と、そして「城と渓谷の町」の今後の発展のため、若い人や女性の参加できる議会が必要で反対。
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