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自治体の皆さまへ

おおたき議会だより-議員定数 わたしはこう思う(2)

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千葉県大多喜町

■山田久子議員
私は、大多喜町議会の議員定数について、現在のところにおいては現状の定数維持でよいのではないかと考えております。理由は以下に示させていただきます。
(1)近年、他の自治体において定数削減が行われていますが、大多喜町は先んじて取り組んでおり今の定数となっていると考えます。(参考=以前の法定上の人口区分による議員定数では、人口5千~1万未満で18人、人口2千人未満で12人であった)
(2)町村議会で、定数削減すると女性や若者の当選が難しくなるとの報告もありました。
(3)大多喜町は面積も広く地域性も異なる面もあります。様々な立場・階層での多様な意見が議会に届けられることが大切であると考えます。

■渡辺八寿雄議員
議員定数については、幾度となく減数を議論してきており現在は12名となっています。
近隣市町村では、定数を減らしている自治体もありますが、地域性を考慮しても県下の町村で最も広い面積を誇る本町については、身近な声を丁寧に聞くためには現在の定数を維持することが望ましいと考えます。
今後の情勢において、定数削減の世論の声が大きいとするならば、真剣に考えていく必要があると思います。
有権者の声を町政に届け、町内各地域の更なる充実発展に寄与するためにも現在の定数は必要ではないかと判断します。

■山口定夫議員
議員定数は現行の12人と考えます。
議員定数削減の長所は、議会運営の効率化や議員報酬の削減等が期待されます。一方、短所は、議員一人当たりの面積が広くなり、議員と町民との距離が遠くなる心配や当選に必要な最低得票数が上がるため、立候補しづらい環境になる等が考えられます。
令和4年7月調査の全国町村議会議長会資料によれば「1常任委員会当たり平均議員定数は6.4人」ですが、本町では現行通り1常任委員会当たり6人。総務文教、福祉経済の2常任委員会×6募集人員:12人です。
少数精鋭、少数であっても精鋭になるという保証もなく、多様な方々に立候補いただくためにも現状維持と考えます。

■森久議員
極端に言えば、被選挙権者全員が議員になるべきである。しかし、それは不可能であるので代表を選出することになる。そしてその定数は、人口、地域特性、財政など多くの要因を考慮して総合的に判断することになる。
大多喜町は面積が広く、老川、西畑、総元、大多喜、上瀑にはそれぞれ固有の地域特性があり、それを議会にも反映することが望ましい。
また、議員定数を2名減らしても財政的な貢献は僅かであり、その2名分の意見が議会で表明されないという犠牲のほうが明らかに大きい。
議会は町民の意見を反映する場であるという観点から、議員定数は現在の12名を維持すべきである。

■吉野一男議員
現在の議員定数12名について県内近隣市町村の良い面は参考にして大多喜町独特(面積129.87平方キロメートル)の地域性から独自的に研究することを考えます。
大多喜特有の土地や人口等の諸問題の中、議員は二元代表制のもとで、地域の希望、要望、住民個々の声を届ける。行政に届けるパイプ役になり、更に行政のチェック機関となることでもあります。
議員削減対象としては、報酬、手当等は当然検討問題ではあります。
大多喜町独特の地域社会、住民の代弁者となる役割議員報酬を減らしてでも現在12名の人員は必要であります。

■渡辺泰宣議員
大多喜町議会議員定数は現在12名で、平成16年9月会議にて議員発議により決まりました。
当時の大多喜町の人口が12,000人で、今年11月末現在約8,200人です。
日本全国町の平均人口は約11,000人で、議員の定数の平均は12名です。
このデータからすると、大多喜町の12名は多いかと思いますが、大多喜町の面積が129.87平方キロメートル、また議会の運営の関係から思いますが、議員が減少することにより、地域に片寄ること、議会内の意見の片寄が懸念されます。
以上のことから、現状の12名が妥当と判断します。

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