■保健師だより『子どものスキンケア』
肌が乾燥し皮膚のトラブルが多くなるこの季節は、スキンケアが重要です。皮膚を洗って清潔にし、外用薬や保湿剤などを塗ることで、皮膚のバリア機能を補正したり、湿疹の悪化を防ぐことができます。またアトピー性皮膚炎や食物アレルギーといったアレルギー疾患は、正しいスキンケアで予防できます。
◆洗い方
(1)石けんは泡立てネットなどでよく泡立ててから使用する。
(2)皮膚を刺激するためスポンジなどは使用せず、手で泡を皮膚に乗せるようにして優しく洗う。
(3)よくすすぎ、こすらず軽く皮膚を押さえるようにして水分を拭き取る。
◆皮膚トラブルの悪化防止対策
(1)汗をかいたり汚れたりしたらすぐにスキンケアを行う。
(2)子どもの爪の間は、汚れや黄色ブドウ球菌が多いため、その爪でかいてしまうと悪化の原因になる。週に2〜3回は爪を切るようにする。
(3)よだれ対策として、口の周りに湿疹がある場合は、食事前に白色ワセリンを塗っておき、食事後は口の周りを清潔にする。
(4)髪の毛が皮膚の刺激にならないようにする。
(5)清潔な衣類を着せ、下着は汗を吸い取りやすいものにする。
◆外用薬や保湿剤の使用方法
○塗り方
たっぷりと皮膚にのせるように塗ります。湿疹がある場合は、腫れている部分が出っ張っています。薄くのばしたり、擦り込んだりすると、湿疹部分に薬が付かず、治療効果が半減してしまいます。
塗り方:
・すり込んだり、薄く塗ると肝心な場所に薬がつかない
・たっぷりと、のせるように塗ると必要な部分に薬がつく
○使用量
口径5mmのチューブの場合、大人の人差し指の先から第一関節まで(約0.5g)の量で、大人の両手のひら分の面積を塗ることができます。
ただし、医師の指示がある場合は指示に従って使用してください。
塗る量:大人の両手のひら分の面積に塗る量の目安(チューブの場合)
・大人の人差し指の先から第一関節まで(=約0.5g)
チューブの出口の大小により、若干異なる場合があります。
■高齢者のインフルエンザ予防接種
対象:市の住民基本台帳に登録されていて、接種日に次の要件を満たしている方
(1)65歳以上の方(65歳の誕生日の前日から受けられます)
※案内(予診票)は9月末に下表の方へ送付済みです。
(2)満60歳以上65歳未満の方で、心臓・腎臓・呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウィルスによる免疫の機能に障害を有する方(健康増進課へ申し出が必要)
予診票が送付されず、要件に当てはまる方は、市内の協力医療機関に置いてある予備用の予診票を利用いただくか、健康増進課に問い合わせください。
接種期間は12月31日(日)までですが、早めに受けましょう。各医療機関に接種日を確認してください。
接種場所:
・市内協力医療機関
・千葉県内定期予防接種相互乗り入れ協力医療機関
※その他の医療機関で接種を希望される方は、必ず事前に健康増進課へ相談してください。
接種料金:各医療機関が設定する接種料金から市の助成金1,500円を差し引いた額
持ち物:予診票、案内文に付いている接種済証、接種に必要な料金
その他:
インフルエンザの予防接種は希望者が受けるもので、強制ではありません。
認知症などで本人の意思確認ができない場合はこの対象となりません。
接種期間中に65歳の誕生日を迎える方、転入され対象となる方は、健康増進課に申し出てください。
※新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンの接種間隔の規定はありません。
■子どもの予防接種
○二種混合予防接種
小学6年生を対象に個別通知済みです。二種混合の接種は11歳以上13歳未満が定期接種の対象となりますので、未接種の方は、冬休み期間などの接種をご検討ください。
○日本脳炎第2期予防接種
小学4年生を対象に個別通知済みです。第2期の接種は9歳以上13歳未満が定期接種の対象となりますので、未接種の方は、冬休み期間などの接種をご検討ください。
○麻しん風しん予防接種
年長児を対象に個別通知済みです。令和6年4月に小学校入学予定の年長児が公費負担で接種を受けることができるのは、令和6年3月31日(日)までです。未接種の方は、冬休み期間などの接種をご検討ください。
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