おなかを空かせた野良猫への餌やり、その気持ちはとても優しいものですが、餌を与えるだけで、食べ残しや糞尿の清掃、不妊・去勢手術をしないままにすると、悪臭の発生や制限のない繁殖で近隣に迷惑をかけることがあると知っていますか?
無秩序な餌やりは、環境衛生を害し、住民に不快な思いをさせてしまい、かえって猫を取り巻く環境を悪化させてしまいます。
◆野良猫に餌を与えるのであれば、守ってほしいルールがあります
・餌は与える時間を決め、食べ終わったら容器を片づけましょう。
・餌を与えれば当然排泄します。排泄場所を作り、衛生的に管理しましょう。
・野良猫から生まれた子猫もまた野良猫として過酷な環境で暮らさなくてはいけなくなります。不妊・去勢手術を行い、頭数が増えないようにしましょう。
・屋外で暮らす以上、野良猫は常に交通事故や感染症の危険があります。屋内で飼育してもらえる飼い主を探しましょう。
・猫の行動が近隣の方の生活に被害を及ぼさないよう配慮し、地域の理解が得られるよう、努めましょう。
餌を与えるということには、その命に対する責任が伴います。猫への思いやりの気持ちを地域にも向け、猫による被害を減らすとともに、猫と共生できる社会を目指しましょう。
問い合わせ:環境保全課
【電話】0439-80-1273
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