◆-9月1日は「防災の日」-
防災の日は、今から約100年前の1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災を由来として制定されました。
関東大震災では、市内でも多くの被害が出たことが記録として残っています。
また、国の機関である地震調査研究推進本部地震調査委員会では、首都直下地震で想定されるマグニチュード7程度の地震が30年以内に発生する確率を70%程度と予測しています。
災害から自分自身や身の回りの方の大切な命を守るため、防災について考えてみましょう。
◆家庭における備蓄のすすめ
いつ起こるかわからない台風や地震、豪雨などの大きな災害時には、災害支援物資が届かないことや、スーパーやコンビニで食品が手に入らないことが想定されます。
食料が手に入りにくくなったときに備えるため、家庭で気軽に始められる備蓄のコツを紹介します。
◇普段食べ慣れたものを普段使いしながらストックする「ローリングストック法」がおすすめ
備蓄のコツは3つ!
(1)普段食べている食材を少し多めに買って「蓄える」
(2)普段の食事で「食べる」
(3)食べたら買い足して「補充する」
「蓄える→食べる→補充する」ことを繰り返しながら、一定量の食品が備蓄されている状態を保つので、「ローリングストック法」とよばれます。
◇自分に合った食品を備蓄しましょう
災害時には、乳幼児や高齢者、食べる機能(かむこと・飲み込むこと)が弱くなった方、慢性疾患の方、食物アレルギーの方などへの配慮が必要です。災害時だからこそ、このような方々の食事は大切になります。
・乳幼児の備え
粉ミルクや液体ミルク、離乳食などを備えておきましょう。液体ミルクや離乳食は、普段から食べ慣れておくことも大事です。
・慢性疾患の方の備え
慢性疾患の方は、災害時に症状が悪化しがちです。
缶詰やインスタント食品、レトルト食品などは塩分が多く、栄養が偏るため注意が必要です。
・食物アレルギーの方の備え
アレルギー対応食品は、災害時には特に手に入りにくくなるので注意が必要です。
・高齢者の備え
一般の家庭の備えとそれほど大きな違いはありませんが、レトルトのおかゆや飲み慣れたインスタントの味噌汁などがあると安心です。
自分がどんなものを食べたくなるかを想像し、備えましょう。
・食べる機能が弱くなった方の備え
介護食品(スマイルケア食)を活用しましょう。レトルトの介護食品やとろみ調整食品など食べる機能に応じてさまざまなスマイルケア食があり、ドラッグストアなどで購入できます。
◆「避難所」と「避難場所」
~正しく知って正しく避難しましょう~
「避難所」と「避難場所」の意味をご存じですか?この2つは似ているようで以下のような違いがあります。
◇避難所(指定避難所)
災害が発生した場合に避難をしてきた被災者が、一時的に生活するための施設(体育館・公民館・集会所など)です。
◇避難場所(指定緊急避難場所)
災害の危険から命を守るために緊急一時的に避難する場所(広場・駐車場・運動場・ビルの屋上など)です。
洪水、土砂災害、高潮、津波、地震の災害ごとに指定しています。
◇富津市防災ハザードマップ
富津市防災ハザードマップで「避難所(指定避難所)」と「避難場所(指定緊急避難場所)」などを確認できます。
事前に確認し、災害が起きたときに家族などと集合場所をあらかじめ決めておきましょう。
スマホから確認できる富津市WEB版ハザードマップもありますので、ご活用ください。
◆『高齢者等避難』・『避難指示』で全員避難!!
~台風・大雨などの風水害で市が発令する避難情報について~
大雨警報(土砂災害)が発表され、「高齢者等避難」が発令されたら、避難に時間のかかる高齢者などは、危険な場所から避難してください。
土砂災害警戒情報が発表され、「避難指示」が発令されたら、危険な場所から全員避難してください。
富津市は地理的性質として土砂災害による被害が多いです。
大雨でなくても、降雨が長時間継続すると土壌中に水分が溜まり、土砂災害の危険が高まります。
警戒レベルは必ずしも順番通りに出されるとは限りません。避難情報が発令されていなくても危険が迫っている場合は、ためらうことなく避難してください。
◆災害発生時あなたはどうする?
災害発生時における避難行動フローを確認し、自分自身がどのタイミングで避難するか確認しましょう。
問い合わせ:防災安全課
【電話】0439-80-1266
<この記事についてアンケートにご協力ください。>