■山武市歴史民俗資料館の山本学芸員が市内にある3つの『古代のナゾ』に迫る
◆その1 大堤権現塚古墳(おおづつみごんげんづかこふん)(松尾)
日本最大の前方後円墳で、世界遺産に登録された大阪府堺市の『百舌(もず)鳥・古市(ふるいち)古墳群』の仁徳天皇陵と同じ3重の周溝(しゅうこう)がある大堤権現塚古墳。3重の周溝は国内8例のみで、大型の前方後円墳がほとんど存在しなかった6世紀末から7世紀初頭に、その一つが松尾町大堤地区に造られたナゾ。ここには、当時の有力者が眠ると推定されています。
◆その2 島戸境(しまどざかい)1号墳(山武)
古代祭祀に使われていた鏡。ひとつの古墳から4枚の鏡が同時に発掘されることは非常に珍しく、発掘当時(1993年)はナゾとして、大きな話題となりました。
◆その3 不思議な石仏(成東)
真行寺廃寺跡(しんぎょうじはいじあと)から約100m先の深い森の中の古墳の中腹にひっそりと佇(たたず)む石仏。
いつ、誰が、何のために、何故、ここに置いたのか…研究史も存在しない、すべてがナゾに包まれています。
◆山武市の歴史年表
※詳しくは広報紙P2をご覧下さい。
◆成東中央公民館講座『さんむ歴史秘話ヒストリア』(要予約)
日時:10月20日(日)・27日(日)13時30分~15時
場所:成東中央公民館(山武市津辺262-1)
定員:両日とも20人(市内在住・在勤・在学の方)
持ち物:筆記用具
受付期間:9月4日(水)~19日(木)
※9・17・18日の休館日除く
◎山本学芸員
10月20日は市内で発掘された『埴輪』を27日は松尾城に関する講座を開催しますぜひお越しください
申込み・問合せ:成東中央公民館
【電話】0475-82-3641
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