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いつ起こるか分からない災害への備え(1)

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千葉県御宿町

東日本大震災などの大規模地震や、昨年千葉県を襲った豪雨など、災害はいつ発生するかわかりません。
今年1月に発生した能登半島地震をきっかけとして住民の防災への関心も高まっており、同月に開催された防災訓練では、子どもから大人まで多くの方が参加されていました。
今月号の特集では、「いつ起こるかわからない災害への備え」について、御宿町防災訓練の様子も交えながら紹介します。

●御宿町防災訓練を実施
1月28日(日)に御宿町防災訓練を実施しました。今回の防災訓練は、全地区の参加のもと、コロナ禍の終息を経て4年ぶりに住民の避難を呼びかける訓練となりました。

●避難訓練では一時避難場所を確認
千葉県東方沖を震源域とする震度5強、津波到達時間15分を想定して行われ、各自主防災組織と消防団が連携し、地区ごとに指定された一時避難場所への避難、情報収集・伝達訓練を行いました。
避難していた子ども連れの家族からは「いざという時に、子どもが避難できるように避難訓練に参加しました。」と話してくれました。

●災害への備えについて考えるきっかけに
避難訓練後は、御宿台多目的広場にて防災に関する展示ブースの見学や体験が行われました。御宿町消防団をはじめ、陸上自衛隊や夷隅郡市広域市町村圏事務組合消防本部などの協力のもと、AEDの操作やロープワーク講習が行われたほか、初期消火訓練では、消火器を水を用いた物にするなど子どもでも体験できるように、様々なブースで工夫が施されていました。
備蓄品・防災用品のブースでは、非常食の試食や地震後の火災を防止する感震ブレーカー、簡易トイレなど災害に備えておくべき物や災害時に役立つ知識が紹介されました。
また、訓練参加者の中には、防災バッグを持って避難している方もおり「能登半島地震をきっかけに防災バッグを準備し、避難場所まで一人で持ってこれるか確認しに参加しました。」という方も。その他にも、「ヘルメットがあればよかった。」「災害が起きてからでは、時間がなく、事前に防災バッグを用意しておくべきだった。」という意見が聞かれ、防災について見直すきっかけとなっていました。

◆[非常用持出品]突然の災害に備え、日頃から備蓄品の準備をしましょう!
防災備蓄品は家族構成を考えて、3日分を目安に用意し、避難時にすぐに取り出せる場所に保管しておきましょう。
また、子ども・要介護者・ペットがいる方はそれぞれ必要となるものも用意しておきましょう。

◇非常食
・乾パン、缶詰、インスタント食品など(火を通さなくてもいい物)
・水

◇貴重品
・多少の現金、通帳、印鑑
・健康保険証
・免許証

◇救急・安全用品
・常備薬、傷薬
・包帯、ばんそうこう
・ヘルメット

◇日用品
・ライター、ろうそく
・ティッシュペーパー
・ビニール袋
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・電池(モバイルバッテリー)

◇その他
・洗面用具、歯ブラシ
・衣類、下着、上着
・メガネ

◆防災備蓄品ワンポイント![こんな防災備蓄品もおすすめです!!]
◇総務課防災総合対策班 長谷川
災害時にはバケツとして使えるトートバッグなど、災害時にも役立つ普段使いの日用品「フェーズフリーグッズ」がおすすめです。フェーズフリーグッズを普段から使っておくと、災害用として準備する必要がなく、速やかに持ち出せるのもメリットです。

◇総務課防災総合対策班 鎌田
普段当たり前のように使えていたものが災害により使えなくなると、強いストレスや不安を感じやすくなります。特にスマートフォンは災害時の情報収集や連絡手段にもなることから、非常時にも使い続けられるようバッテリーや蓄電池を持っておくのがオススメです。

◆御宿町防災備蓄品購入補助金 災害時の備えである備蓄品の購入、買い替えに!
物価高騰により、優先的に購入しにくい防災備蓄品の購入及び入替えについて予算の範囲内で補助金を交付します。
補助対象者や対象品など詳しくは、町ホームページをご覧ください。

問合せ:総務課 防災総合対策班
【電話】68-2511

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