知っていますか?座りすぎの健康リスク
■毎日の生活の中でからだを動かしてみましょう
皆さんは、毎日何時間座っていますか?
日本人は、世界の中でも一番座っている、または横になる時間が長いといわれています。運動習慣があっても座っている時間が長すぎると、そうでない人に比べて寿命が短く、肥満度が高く、糖尿病や心疾患のリスクが高いことが報告されています。
座りすぎは、筋力を低下させたり消費カロリーが少ないだけではありません。ふくらはぎは、第2の心臓といわれており、下肢から心臓へ血液を押し戻して全身に血液を巡らせる働きをしています。座りっぱなしでいると、このポンプ機能が弱まり、むくみや冷えの原因になります。時々ふくらはぎを揉んだり、足踏みしたりして血の巡りを良くしましょう。
座りすぎを防ぐポイントはこまめに動くことです。30分~1時間に1回、家事や庭仕事、ストレッチなどで数分体を動かせると理想的です。
また、お茶を汲むといった簡単な用でちょこちょこ立ち上がるのも良いでしょう。頻繁に立ち上がることが難しいお仕事の方や高齢の方は、左図を参考に、座りながらでも足先やふくらはぎを意識して動かしてみましょう。
◇足指グーパー
足の指でグーとパーを交互に繰り返します。しっかりと地面を捉えるようになり、転倒防止にもつながります。
◇足踏み
椅子に腰かけたまま足踏みをします。余裕があれば背もたれから体を離し、背筋を伸ばして行いましょう。腕を振れば有酸素運動になります。
◇つま先・かかと上げ
足の平を地面につけた状態から、つま先(かかと)を上げる下げるを繰り返します。ふくらはぎがしっかり動きます。
問合せ:高齢者支援課
【電話】50-1165
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