予算書・予算の概要は行政資料センターで閲覧できます。また、予算の概要は市ホームページでも公開しています。
■当初予算
予算の規模は全体で3,642億5,237万円、前年度比6.2%増となりました。このうち、一般会計の総額は過去最大となる1,839億5,000万円で、前年度比8.6%増となりました。
■主な事業
令和6年度は、国の制度に基づく低所得者への給付金事業の実施や児童手当拡充、義務的経費の増加に加え、子どもの育ちを社会全体で支えていけるよう、妊娠・出産から子育てまで切れ目のない支援を強化する経費や、まちのリニューアルやにぎわいの創出など、市の将来の発展に資する予算を計上しています。
◆子育て・教育・文化を軸とした都市ブランドづくり
▽妊産婦への支援関連経費…6,431万円
妊産婦タクシー利用料補助を拡大し、補助要件に「妊娠36週から産後1カ月までの妊産婦健診以外の産科受診時」および「子の1カ月児健康診査受診時」を追加し、また低所得の妊婦の経済的負担軽減を図ることを目的に、当該妊婦の状況を継続的に把握して必要な支援につなげるため、初回の産科受診費用およびその後の妊婦健診時の費用を一部助成します。
▽こども誰でも通園制度関係経費…3,291万円
全ての子育て世帯を対象とした支援の強化として、令和8年度から国が本格実施を目指す「こども誰でも通園制度」について、昨年度モデル事業として取り組んだ3カ所の公立保育所に加え、民間小規模保育施設への拡充を検討します。
▽小中学校体育館空調設備設置関係経費…2億5,510万円
熱中症対策や地域の避難場所の施設環境改善を目的として、令和7年度までに体育館に空調設備を設置するための、設計委託を今年度実施します。
▽スポーツ施設整備事業…4,400万円
身近な場所でスポーツに親しめるよう、旧根木内東小学校跡地に新たなスポーツ施設の整備を進めます。
◆誰もがいきいきと暮らせるまちづくり
▽がん患者ウィッグおよび胸部補整具購入費補助事業…448万円
がん患者の外見の変化に起因する精神的・経済的負担を軽減し、社会生活を支援するためウィッグおよび胸部補整具の購入・レンタル費用の一部を補助します。
▽子育て支援施設での医療的ケア児の受け入れ強化関係経費…4,494万円
障害児、医療的ケア児および配慮が必要な児童とその家族に対する支援について、保育所、幼稚園・幼児教育施設、放課後児童クラブといった施設ごとに、看護師の配置や研修体制の充実などに対する支援を実施します。
▽グリーンスローモビリティ地域推進事業…1,843万円
高齢者の地域活動や社会参加を促進するため、グリーンスローモビリティ(低速の電動車)による地域の小さな移動を拡充し、人と人とのつながりの強化や地域の活性化を図ります。
▽帯状疱疹ワクチン予防接種経費…2,796万円
帯状疱疹の発症率低減・重症化予防のため、予防接種費用の一部を助成します。
◆居心地の良い魅力的なまちづくり
▽自動運転車両の実証調査を実施…2,750万円
自動運転の現状の理解と把握や、走行特性、都市部における人・交通に与える影響を踏まえ、市における実用性・社会的受容性の検証を行います。
▽新拠点ゾーンまちづくり関連経費…44億1,164万円
新拠点ゾーンのまちづくりに資する用地として、新たに土地の取得を行うことや、「新拠点ゾーン整備基本計画」に定めた整備事業などを実施し、松戸駅周辺地域の活性化に向けたまちづくりを進めます。
▽3・4・18号線街路整備事業(幸谷)〔継続費〕…2億9,617万円
新松戸駅東側地区土地区画整理事業に接続する都市計画道路の整備を行います。
◆地域経済が活力にあふれ、自分らしく働けるまちづくり
▽工業活性化事業…1,767万円
市内製造業の生産性向上と賃上げの促進に向けて、設備投資への補助金の上限額の引き上げを実施します。
▽活性化推進業務…1億2,203万円
松戸駅周辺の賑わい促進のため、坂川沿いの整備を実施し、まちの価値を高める取り組みを進めます。
◆安全・安心して暮らせるまちづくりなどの施策
▽地域ぐるみ安全安心推進事業…1億7,860万円
安全で安心して暮らせる地域社会の実現のため、犯罪被害者などへ支援金を支給するなど、支援体制の充実を図ります。
◆人と環境にやさしいまちづくり
▽地域代表者制度関係事業…9,106万円
電子回覧板導入など、町会・自治会のデジタル化を支援します。
▽IT活用計画推進事業…5,212万円
書類作成負荷軽減などによる更なる市民サービス向上のため、書かない窓口システムを導入します。
▽ホームページ等運用事業…1,102万円
市民の暮らしやすさを向上させるため、市公式LINEアカウントを全市民向けに改修します。
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