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自治体の皆さまへ

歯丈夫 胃丈夫 大丈夫 vol.237

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千葉県松戸市

■歯を大切に~健康で明るい未来のために
◆災害時の口腔ケア
災害時、被災者は通常の生活環境が変化し、ストレスや睡眠不足などにより不規則な生活を送ることになりがちです。また、災害時は水不足になるので、水分補給が満足にできないと口の中が乾燥しがちでウイルスに感染しやすくなります。
避難所の生活で歯磨きも満足にできない状況になると、口の中の細菌が増え、虫歯・歯周病の悪化や誤嚥性(ごえんせい)肺炎の発症のリスクも高まります。災害時に口と身体の健康を守るために、次のポイントを心掛けてみましょう。

▽防災グッズに歯ブラシ、歯磨きグッズを準備
非常用持ち出し袋に家族分の歯ブラシ・液体歯磨き・口腔ウエットティッシュ・歯磨きティッシュなどを入れておきましょう。

▽普段から口腔内を清潔に保つ
災害発生時には十分な口腔ケアを行うことが難しくなることが予想されます。日頃から歯や口の手入れを欠かさず、口腔内の環境を整えることが大切です。

▽水不足に備えて水を節約
災害発生時は水が不足することがあるため、なるべく水を使わない方法で口腔ケアを行いましょう。約30ml(大さじ約2杯)の水を用意して歯ブラシを水で濡らして歯磨きし、歯ブラシが汚れたらその都度ティッシュなどで拭き取り、最後に少量の水ですすぐと、少ない水で歯が磨けます。歯ブラシがないときはペットボトルのキャップ1~2杯の水やお茶で口全体に行き渡るようにブクブクうがいをしましょう。ハンカチやティッシュ、口腔ケア用のティッシュで汚れを取るだけでも効果は期待できます。

災害時の口のケアについては厚生労働省のホームページなどで紹介されていますが、災害発生時はインターネットの障害などにより、検索・確認ができないかもしれません。被災した時にどうすればよいか、平常時にあらかじめ情報を集めて準備を行うことが、被災時に口と体の健康を守るためにも大切になります。

問合せ:(公社)松戸歯科医師会
【HP】https://matsudo.cda.or.jp

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