文字サイズ
自治体の皆さまへ

歯丈夫 胃丈夫 大丈夫 vol.238

13/22

千葉県松戸市

歯を大切に~健康で明るい未来のために

■妊娠中の歯と口の治療
妊娠中の歯と口に問題が生じた場合には、なるべく速やかな治療をおすすめします。産後は育児に追われ、通院が困難になってしまうこともあります。歯科医院で妊娠中であることを告げた上で、必要な治療を受けるようにしましょう。妊娠中の経過や妊娠週数、つわりの状態などの情報があれば、治療の計画を立てる上で参考になります。また、母子手帳も持っていくと良いでしょう。

◇歯科の治療に適した時期
基本的には治療を行ってはいけない時期というものはありませんが、特に妊娠5~7カ月(妊娠中期)が治療に適していることが多いです。
妊娠初期と妊娠後期の中盤以降は避けた方がよいと思います。妊娠初期にはつわりが生じてくる可能性が、妊娠後期の中盤以降は出産予定日などにより治療が中断されてしまう可能性が出てくるため、どこまで治療するかなど、治療の内容を考慮する必要が出てきてしまうからです。

◇歯科診療で使用される薬
妊娠中に限らず、健康に問題がなければ薬を使用する必要はありません。しかし、病気にかかってしまい、病気が母体や胎児に悪い影響を及ぼす可能性があれば、薬を使用して、積極的に治していく必要があります。
歯科用局所麻酔薬:局所麻酔薬は注射をしたその局所で分解されてしまうため、胎児への影響を心配する必要はないとされています。
処方される飲み薬:状況に合わせて歯科医師の判断により投薬可能な薬を処方されることがあります。相談の上、服用をするようにしてください。

◇虫歯や歯周病は遺伝する?
歯の形や歯並びなどは、遺伝的な要素が現れることが多いと言われていますが、虫歯や歯周病は、生活習慣に大きく左右されることが多いです。遺伝的な要因よりも食生活や口腔清掃などの生活習慣を見直すことが大切です。

妊娠後期は、おなかが大きくなってくると仰向けでの長い治療がつらくなるほか、ちょっとした刺激でも早産につながってしまう事態も起こりかねません。必要に応じて産科医からのアドバイスもしっかりと受けてください。

問合せ:(公社)松戸歯科医師会
【URL】https://matsudo.cda.or.jp

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU