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自治体の皆さまへ

歯丈夫 胃丈夫 大丈夫 vol.239

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千葉県松戸市

■歯を大切に~健康で明るい未来のために
◇女性の更年期と歯周病
更年期と歯周病には深い関係性があります。更年期になると、女性ホルモンの分泌は低下します。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは骨密度の低下を防ぐ重要なホルモンですが、このエストロゲンが減少すると骨密度が低下します。口の中に及ぼす影響としては、骨密度の低下により歯槽骨(しそうこつ)という歯を支える骨がもろくなり、歯がぐらつきやすく抜けやすい状態になります。
また、女性ホルモンの急激な低下によりホルモンバランスの乱れが起こると、唾液の分泌量が低下して、「ドライマウス」を引き起こします。このドライマウスの状態が口腔内の自浄作用の低下を起こして口腔内の細菌の繁殖を助長し、歯周病のリスクを高めることになります。
予防策として以下の点に注意してみましょう。
・毎日の丁寧な歯磨き、デンタルフロスなども活用して口の中を手入れする
・こまめな水分摂取、バランスのとれた食事をする
・定期的な歯科健診を受け、歯石の除去やプロフェッショナルクリーニングを受ける
・よく噛んで食べる、唾液腺をやさしくマッサージする、舌を動かしてみるなど唾液の分泌を促す(口を閉じて舌を上下に動かしてみるだけでも唾液が分泌されてくるのを実感できます)

歯科医院での定期的な検査、口腔内のクリーニングを受けることで歯周病の早期発見と適切な治療が可能になります。歯科の診察と自分自身の口腔ケアの両方をうまく組み合わせることで、更年期における歯周病のリスクを軽減できます。
更年期に入ると、体の変化に伴い口腔内の健康にも注意していかなければなりません。気になる症状があれば、早めに歯科医師に相談することをおすすめします。

問合せ:(公社)松戸歯科医師会
【URL】https://matsudo.cda.or.jp

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