開設時間:9時から17時15分まで
今月の休館日:6日(日)・7日(月)・13日(日)・14日(月)・15日(火)・20日(日)・21日(月)・27日(日)・28日(月)
■妊娠期から行う口腔ケア
妊娠中から口腔ケアをしておくことは、出産に関わるリスクを低減させたり、生まれてくるお子さんのむし歯予防につながります。
▽妊娠中の口腔内の変化、与える影響
妊娠すると女性ホルモンの分泌が増加したり、だ液の量や質が変化します。このことにより、口腔内の細菌の状況や免疫が変化し、歯の周囲に炎症が生じやすくなります。また、つわりによって口腔ケアが難しい状況になったり、食事内容・量・摂取回数が変化することで、口腔環境が悪化する可能性もあります。これらのことにより、妊娠中は通常よりもむし歯や歯周病のリスクが高い時期といえます。歯周病は、早産や低出生体重児のリスクを高めます。
▽子どものむし歯のはじまり
むし歯の主な原因菌は、生まれてすぐのお子さんの口腔内には存在しません。つまり、お子さんのむし歯は、周囲の大人からお子さんに菌がうつることから始まります。家庭内感染がほとんどで、その中でもとくに母親が感染源になる可能性が高いことがわかっています。
▽菌をお子さんにうつさないポイント
(1)周囲の大人の口腔内の菌を減少させる。
菌を減少させるためにはセルフケアが必要不可欠です。日頃からの口腔ケアに努めましょう。
(2)キシリトールの摂取
キシリトールガムを噛んだ母親では、むし歯の主な原因菌が減少したという報告があります。妊娠中からキシリトールを摂取すると口腔内環境の改善と、産後、お子さんへのむし歯菌がうつることを予防できる可能性が高まります。
☆家族全員が適切な治療と口腔ケアをしてもらえるよう、かかりつけ歯科医を持つようにしましょう。
栄町では、母子手帳交付の際に、妊婦の方へ歯科健診を無料で受けられる助成券を配布しています。妊娠期から口腔ケアを行い、歯科健診を受診し、自身のケアと生まれてくるお子さんの健康に努めましょう
問合せ:栄町こども家庭センター(ふれあいプラザさかえ内1階)
【電話】37-7185
■健康インフォメーション
※予約制となっておりますので、健診などの個別通知をご確認ください。
問合せ:
栄町こども家庭センター【電話】37-7185
健康介護課健康推進班【電話】33-7708
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